|
中国の杜青林人民政治協商会議(政協)全国委副主席・共産党中央統一戦線工作部部長はこのほど、北京でダライ・ラマの個人代表ロディ・ギャリ、ケルサン・ギャルツェン両氏一行と会見した。
杜青林氏は一行に北京オリンピック、パラリンピックの大きな成功、有人宇宙船神舟7号の宇宙飛行の順調な成功について紹介し、また現在の国とチベット自治区の経済・社会発展およびチベットの地震救援や大雪害対策などの状況を説明し、次のように指摘した。われわれがさまざまな困難と挑戦(試練)に打ち勝ち、改革・開放と社会主義近代化建設で世界が認める新たな成果を収めることができた根本的な理由は、われわれが常に揺るぎなく中国の特色ある社会主義の発展の道を堅持していることにある。中国の平和的発展は阻むことのできない歴史の潮流であり、チベットが祖国の大家庭の中で繁栄・進歩を続けていることはだれもが認める客観的事実だ。
杜青林氏は次のように指摘した。中国共産党の指導を堅持し、中国の特色ある社会主義の道を堅持し、民族区域自治制度を堅持するというのは中華人民共和国の憲法で明確に規定されているもので、チベットの最大の政治的現実でもある。この「三つの堅持」を否定し、憲法に違反するいかなる行為も絶対に許されない。「三つの堅持」は少しも揺るがせず、一貫して実行しなければならない。
杜青林氏は次のように指摘した。いかなる組織、個人も憲法を根本的な行動準則とし、憲法の尊厳を守り、憲法と民族区域自治法を順守しなければならない。「中華人民共和国民族区域自治法」の実施では次のことを順守しなければならない。国家の利益と中華民族の利益をあらゆるものに優先する原則を堅持し、国家統一と民族団結を断固守る。民族区域自治は中国の単一制国家構造形態を具体的に示すもので、一部の国で行われている連邦制とは異なる。民族区域自治は中国の民族問題を解決する基本政策であり、国の基本政治制度であって、香港、マカオで行われている「一国2制度」とは異なる。民族区域自治は民族自治と区域自治を有機的に結びつけたもので、「真の民族自治」を旗印に民族の分裂をはかり、民族の団結を損なうことを絶対に許さない。
杜青林氏は次のように強調した。祖国統一と領土保全を守るという原則の問題については、いかなる時、いかなる状況でも、いささかも動揺、逸脱があってはならず、チベットの「独立」、「半独立」はだめで、「形を変えた独立」もだめだ。ダライ・ラマは歴史を尊重し、現実を直視し、時代に順応し、自らの政治的主張を根本的に改め、暴力犯罪活動の支持、画策、扇動や「チベット独立」と祖国分裂を企むあらゆる主張、活動を確実にやらず、今年7月の北京での接触・話し合いの時の約束を確実に果たし、接触・話し合いを進展させるための有利な条件をつくるべきである。
杜青林氏は次のように表明した。ダライ・ラマに対する中央の政策は一貫し、明確なものであり、対話の扉はいつでも開いている。今年に入って、ラサで殴打・破壊・略奪・放火の重大な暴力犯罪事件が起きたが、われわれは前後3回にわたり、ダライ・ラマの個人代表の帰国、接触を手配し、中央の誠意、寛大さ、度量を十分示しており、ダライ・ラマが国、人民、歴史、自らに対して有益な選択をするよう希望する。
党中央統一戦線工作部の朱維群常務副部長、斯塔(シタル)・副部長、チベット自治区のパドマチリン常務副主席がロディ・ギャリ氏一行と話をし、次のように指摘した。ダライ・ラマが愛国の立場に戻るための中央の扉は常に開かれており、今後も開かれている。しかし、「チベット独立」、「半独立」、「形を変えた独立」の扉は過去に開かれたことはないし、今後も開かれることはない。ロディ・ギャリ、ケルサン・ギャルツェン両氏は関係の問題について考え方を述べ、また関係の状況をダライ・ラマにありのままに報告すると表明した。
これに先立ち、ロディ・ギャリ氏一行は寧夏回族自治区を見学した。北京滞在中、関係の専門家、学者が中国の民族区域自治の法律、政策、実践について一行に説明した。
(北京11月6日発新華社)
|