ホームページ 大使館案内 中日関係 経済協力 科学技術協力 文化交流 領事業務 教育と留学生交流 中国紹介 メディア案内 中国出入国関連情報 日本見聞
「北京宣言」を採択 国際食品安全高級フォーラム
2007/11/29

 

 世界保健機関(WHO)、国連食糧農業機関(FAO)など13の国際機関と40余りの国・地域の代表600人余りは27日、北京での「国際食品安全高級フォーラム」で「北京食品安全宣言」を討議し、全会一致で採択した。これは国際社会が具体的措置をとって、食品の安全という世界的問題に共同で対処する初めての共通認識に達したことを示している。

 WHOのシュラント食品安全局長は「今回の会議で次のような共通認識に達した。食品の安全問題はグローバルな問題で、発展途上国だけでなく、先進国にもある。各国の食品安全問題の発生頻度は重要な点ではなく、重要なのは各国が協力し、この問題を解決する道を見つけ出すことだ。北京宣言はまさにこの道を示している」と語った。

 「北京宣言」は次のように指摘している。食品の安全監督管理は健康のための重要な公共機能である。食品が原因の危険を放置すれば、病気や死亡、生産力の喪失、重い経済負担の主要な原因となる。各国間で食品の安全面で公平な措置を実施することが世界の食品の安全を改善することになる。全面的な食品安全監督管理システムは生産から消費までの食品チェーン全体の潜在的危険を解消するのに役立つ。

 WHOの陳馮富珍事務局長は今フォーラムに対するテレビ演説で「食品の安全問題はすでに国や国際的な議題の中でより一層重要なものになり、より一層複雑になっている。グローバル化が食品の安全に新たな挑戦(試練)をもたらしている。食品生産の工業化、食品供給のグローバル化および急速な都市化、生活様式の変化が食品を原因とする重大な疾病の罹患率を急上昇させるだろう」と指摘した。

 食品の安全問題が世界的に広がっている今日、この問題に対する各国の認識、姿勢に多くの違いがある。

 中国国家品質監督検査検疫総局の李長江局長は「食品の安全は国際貿易において技術性が強く、敏感な問題で、特に関連の国際基準の面で、それぞれの国がその経済・社会発展水準に基づいて、国際基準と異なる国内基準を数多く定めており、このため国際貿易において各国の基準の相違による紛争が常に起きている」と指摘した。

 相違は認識、姿勢に留まることなく、貿易紛争や貿易障壁が相違の最終的な結果となっている。昨年、ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟問題についてのロ米交渉は、食品の安全などの問題で一時暗礁に乗り上げた。今年に入り、海外の一部メディアは中国の食品の安全について大騒ぎをし、中国の輸出に重大な影響を与えている。

 食品の安全問題によって引き起こされる貿易紛争の最大の被害者として、中国政府は最近、国際社会が協議によって食品の安全問題を共同で解決するよう呼びかけてきた。2007年が過ぎ去ろうとするとき、この呼びかけがついに受け入れられて、中国は食品の安全に関する高いレベルの国際フォーラム、国際食品安全高級フォーラムを初めて開くことになった。会議のテーマは「交流・協力の強化、食品の安全確保」と決められた。

 中国の呉儀・副首相はフォーラムの開幕式のあいさつで、「食品の安全は世界各国が直面している共通の難問であり、食品の安全の保障は国際社会の共同の責任である。国際社会が食品の安全面の協力を強め、食品生産地の環境保護を重視し、国際的な食品安全情報発信の仕組みを早期に立ち上げ、友好的協議によって国際的な食品の安全問題を解決し、ニュース・メディアが世論監督の役割を正しく果たすよう希望する」と述べた。

 中国の陳竺・衛生相は「北京宣言」の意義を高く評価し、「これは中国が進めている食品の安全のための特別是正行動が成功を収めるのに役立つだろう」と述べた。

 フォーラムの会期中、中国国家品質監督検査検疫総局は食品の安全問題について19カ国と二国間の会議を開き、ドイツ、韓国、カナダ、ブラジルと二国間取り決めを結び、実際行動で「北京宣言」で約束した義務を果たすとともに、世界各国と共に努力して食品の安全管理を強化する中国の決意を世界に示した。

 (北京07年11月27日発新華社)

 

 

推荐给朋友
  印刷 全文印刷