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胡錦涛総書記、国民党主席と会談
2008/05/30

    中国共産党中央委員会の胡錦涛総書記は28日午後、北京の人民大会堂で中国国民党の呉伯雄主席と会談した。胡総書記は次のように強調した。国共両党と両岸同胞の努力により、台湾情勢には積極的変化が生まれており、両岸関係の発展は得がたい歴史的チャンスを迎えている。この局面は苦労して手に入れたもので、特に大切にすべきだ。国共両党と両岸双方が共に努力し、相互信頼を確立、係争を棚上げにし、小異を残して大同につき、ウィンウィン(共に勝者になること)を目指し、「両岸の平和的発展へ向けての共通の願い」を今後も順守、確実に実行に移し、効果的な努力を重ね、両岸関係が絶えず実質的な進展を収めるよう促し、両岸関係の平和的発展に対する広範な台湾同胞の自信を深めるよう希望する。

 胡総書記は午後3時30分、人民大会堂の迎賓庁で呉主席と主席の率いる国民党大陸訪問団全員と会見した。その後、胡総書記と呉主席は北京庁で会談した。

 胡総書記は冒頭、共産党中央委員会を代表して呉主席を団長とする大陸訪問団の訪問を熱烈に歓迎し、次のように述べた。呉主席を団長とする国民党大陸訪問団の訪問は、新しい情勢が生まれる中で出現した国共両党関係と両岸関係における大きな出来事である。これまでに重ねてきた交流と対話を踏まえて、国共両党が新しい情勢のもとで両岸関係を改善、深めることについて意見を交換し、未来に目を向け、両岸関係の平和的発展を促すため努力するよう希望する。

 呉主席は国民党と台湾同胞を代表して、四川ブンセン地震被災地同胞に見舞いの気持ちを表し、次のように表明した。両岸同胞は共に中華民族であり、国民党と台湾各界は震災後の再建活動に積極的に協力していく。

 胡総書記は次のように述べた。大陸同胞は震災救援活動に全力で取り組んでいるところで、活動は秩序正しく進められている。地震が発生した日の午後、国民党中央委員会は見舞い電を打ってきた。台湾各界はいろいろな形で被災地同胞への関心と見舞いの気持ちを表明し、心のこもった援助と支援を提供してくれた。広範な台湾同胞の愛情と善行に深く感動している。大陸同胞、特に被災地の同胞を代表して、広範な台湾同胞に心からの謝意を表明する。我々は今回の地震で被災した四川省内の台湾同胞2890人を速やかに救出し、無事台湾に送り届けることができたことを喜んでおり、台湾同胞2人が犠牲になったことを非常に悲しんでいる。犠牲になった台湾同胞に深い哀悼の意を表し、遺族に心からの見舞いの気持ちを表す。

 さらに次のように指摘した。今回ブンセンの大地震は我々に大きな痛みをもたらしたが、全民族が一段と団結する結果にもなった。台湾同胞を含む、すべての中華民族の子孫が苦しみの中で示した同胞への愛と兄弟の情は特に貴重なものである。同胞への愛と兄弟の情は団結互助の精神を示したもので、両岸同胞が支援しあい、手を携えて協力し、両岸関係の明るい未来を切り開くための強大な原動力にもなる。

 呉主席は次のように表明した。両岸関係は雲が払われて日が見える状況、雨が過ぎ去って空がからりと晴れる状況になっており、相互信頼を確立し、協力を革新する時期を迎えている。両岸関係が善意に基づいて発展することが、台湾の民意の主流である。国民党は05年4月に国共両党の指導者が共同で発表した「両岸の平和的発展へ向けての共通の願い」を党の政治綱領に正式に盛り込んだ。これは台湾住民に対する約束であり、両岸同胞に対する約束でもある。国民党が今後も「共通の願い」を実施していくことを、私は今回の訪問で特に強調したい。両岸が「九二共通認識」を踏まえて、係争を棚上げにし、ウィンウィンを求めることを期待している。長年にわたって中断している両岸協議が速やかに再開され、7月までに両岸を結ぶチャーター機の週末化、大陸住民の台湾観光解禁を実現したい。また、台湾各界、特に子供たちに愛されているジャイアントパンダが速やかに台湾に定住することを望んでいる。適切な時期に海峡両岸関係協会(海協会)の会長を台湾に招きたい。

 胡総書記は、呉伯雄氏が国共両党の交流と対話を促し、両岸関係を平和的かつ安定的に発展させるため重要な貢献をしてきたことを高く評価し、国民党が「両岸の平和的発展へ向けての共通の願い」が示した方向に沿って両岸関係を発展させていることを高く評価した。事実が証明しているように「台湾独立」に反対し、「九二共通認識」を貫き、両岸関係を積極的に発展させている国民党の立場と主張は大多数の台湾住民から支持されている。

 また次のように強調した。国共両党が交流を進めるための政治的基礎を整えた「両岸の平和的発展へ向けての共通の願い」は、両党と両岸同胞に対して行った厳かな約束でもある。新しい情勢のもとで、国共両党は得がたい歴史的チャンスをとらえ、利用し、「両岸の平和的発展へ向けての共通の願い」を引き続き順守、実行に移し、両岸関係を平和的に発展させるための新たな局面を切り開き、両岸同胞のため利益を追求し、台湾海峡地域のため平和を求めるべきで、両岸同胞の期待を裏切ってはならない。

 胡総書記は次のように強調した。国共両党は共に努力し、相互信頼を確立、係争を棚上げにし、小異を残して大同につき、ウィンウィンを目指すべきだ。まず相互信頼を確立しなければならない。このことは両岸関係を平和的に発展させることにとって非常に重要である。「台湾独立」に反対、「九二共通認識」を貫くことは、双方が相互信頼を確立するための基礎である。この核心的問題に対する立場さえ一致すれば、その他の問題は解決できる。次に係争を棚上げにすることが必要だ。両岸関係を発展させるためには歴史が残した懸案を解決しなければならない点を認識するとともに、新しい状況や新しい問題に遭遇していることも認識しなければならない。そのうちの幾つかの問題は直ちに解決することはできない。我々は実事求是(事実に基づいて真実を求めること)の姿勢を貫き、実務的に問題に対応し、問題を適切に処理すべきだ。双方が両岸関係を平和的に発展させる大局に立脚し、平和的な発展に力を入れるよう希望する。相互信頼を確立し、係争を棚上げにすれば、双方は小異を残して大同につくことができ、交流と協議を通じて共通認識を絶えず蓄積、ウィンウィンを目指すこともできる。

 さらに次のように指摘した。両岸協議と交渉を再開させ、実質的成果を収めることは、両岸関係の改善と発展を示す重要な目印である。我々は「九二共通認識」を踏まえて海協会と台湾海峡交流基金会(海基会)の交流と協議を速やかに再開し、平等な協議を通じて両岸の間の関連問題を実務的に解決すべきだ。両会(海協会と海基会)協議が再開されてから最初に解決しなければならないのは、両岸同胞が最も大きな関心を寄せている両岸を結ぶチャーター機の週末化と大陸住民の台湾観光を解禁する問題だ。双方が努力すれば、この二つの問題を速やかに解決することはできる。両会が今後、制度化された協議を通じて絶えず成果を収めることを願っている。双方の都合のよい時期に両会指導者による相互訪問を実現することも望んでいる。大陸同胞が贈る一つがいのパンダ「団団」と「円円」が速やかに台湾に渡ることを台湾同胞が望んでいることは承知しており、そのために積極的に行動していきたい。

 呉主席は次のように表明した。台湾住民の中には両岸関係の発展を懸念する者もいる。国民党は台湾住民が一様に関心を寄せている国際的活動に参加する問題を非常に重視している。しかし、国民党は「台湾意識」を「台湾独立意識」に捻じ曲げることには反対している。両岸が交流、互恵協力、ウィンウィンを拡大することによって、プラス面の影響が絶えず拡大され、一部台湾住民の懸念が払拭(ふっしょく)されることを願っている。

 胡総書記は次のように述べた。国際活動への参加を望んでいる台湾同胞の願いを我々は理解している。「両岸の平和的発展へ向けての共通の願い」は「両岸の協議が再開されてから、世界保健機関(WHO)の活動に参加する問題を優先的に討議することなど、台湾住民が関心を寄せている国際活動への参加問題を討議する」ことを明確にしている。

 また次のように強調した。両岸関係を発展させる問題では、中国共産党は従来から中華民族の根本的利益を守ることおよび、台湾同胞を含む、すべての中華民族の子孫の共通の利益を守ることを貫いている。我々は台湾同胞に関心を寄せ、尊重信頼している。一部の台湾同胞が両岸関係問題について誤解や懸念を抱いていることを我々は理解しており、誤解や懸念を解くため積極的措置を講じていくつもりだ。

 呉主席は次のように話した。国共両党は今後も交流と対話を強化し、適切な時期に両岸経済貿易文化フォーラムあるいは和平フォーラムを開催し、末端の党間交流を進め、両党が交流を進めるための基礎と強化し、交流の効率を高めていく必要がある。両岸協議が再開されてから、制度化された双方の協議と国共両党が交流を進めるためのプラットホームが同時に役割を果たせるようにすべきだ。両足のように交互に前進させることは、両岸関係を平和的に発展させることにとって、重要な意味をもっている。両党が共に努力し、両岸同胞が手を携えて平和を求め、安定を促進し、発展を求め、共同繁栄を目指すことを願っている。

 胡総書記は次のように強調した。05年以降、国共両党が開催してきたフォーラムや末端の党間交流は好ましい成果を収め、両岸関係の発展を促すことに重要な影響を与えてきた。新しい情勢のもとで、国共両党は交流と対話を継続し、両岸の発展を促すプラットホームとしての役割を果たしていくべきだ。国共両党が両岸同胞の利益と中華民族の根本的利益を重視し、未来に目を向け、積極的に努力し、両岸関係の平和的発展を断固として推進し、中華民族の偉大な復興を実現することを心から希望している。

 呉主席は北京五輪の開催に祝意を表し、胡総書記は台湾のアスリートが北京五輪で好成績を収めることを願っていると述べ、開幕式への出席を招請した。呉主席は招請に謝意を表し、出席を快諾した。

 会談のあと、胡総書記は呉主席一行を招宴した。

                   (北京08年05月28日発新華社)

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