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05年度中央地方予算の執行状況と06年度予算案に関する報告(要旨)
2006/03/07
 中国財政部は国務院の委託を受けて、5日、第10期全人代第4回会議に「2005年度中央・地方予算の執行状況と06年度中央・地方予算案に関する報告」を提出した。「報告」の要旨次の通り。  ◇05年度中央地方予算の執行状況  昨年、全国の歳入は3兆元(1元=約14円)を突破し、3兆1627億9800万元(債務収入は含まず、以下同じ)に達し、04年度より5231億5100万元、率にして19・8%増え、予算の108・1%が達成された。全国の歳出は3兆3708億1200万元で、前年より5221億2300万元、18・3%増え、予算の104・5%が達成された。収支を差し引くと、歳出が歳入を2080億1400万元上回った。  中央、地方別にみると、中央の歳入は1兆7249億7900万元で、比較可能枠で計算して、前年度より2581億200万元(輸出戻し税の増加分584億1100万元はすでに除かれている)、率にして17・6%増え、予算の106・4%が達成された。歳出は2兆249億4100万元で、前年度より2388億8700万元、13・4%増え、予算の105・4%が達成された。中央財政の赤字は2999億6200万元で、第10期全人代第3回会議で承認された3000億元より3800万元少なく、GDPに占める財政赤字の割合は1・6%だった。地方の歳入は2兆6565億7200万元(中央からの租税還付金と助成収入を含む)で、比較可能枠で計算して、前年度より4158億1300万元、18・6%増え、予算の107・2%が達成された。歳出は2兆5646億2400万元で、前年度より4340億元、20・4%増え、予算の103・5%が達成された。地方財政は収支を差し引くと、919億4800万元の剰余金または繰越金が出た。 2005年度の中央予算執行と財政運営の主な状況は次の通りである。  ――穏健な(中立的)財政策をとり、予算の執行状況は比較的よかった。昨年、中央は適時に財政政策の方向を調整し、「赤字抑制、構造調整、改革推進、増収・支出節減」を主な内容とする穏健な財政策を実施した。中央財政の赤字予算を3000億元とし、04年度より192億元減らした。国債プロジェクト資金規模を300億元圧縮し、中央予算内の経常的建設投資を100億元増額した。経済の安定した比較的速い発展を基礎に、法に基づいて収入の徴収管理を強化し、全国の歳入の比較的大幅な増加を実現した。全国の歳入は前年より5231億5100万元多く、19・8%の伸びとなった。昨年、中央財政は予算より1619億元の超過収入となった(輸出戻し税の増加分は除かれていない)。中央財政の超過収入分は、関係の法律、法規および財政体制規定に従って、地方への租税還付金、一般的移転支出、民族地区への移転支出を計328億元増やしたほか、主に経済・社会発展の弱体部門を強化するための支出と歴史的つけを解決するのに充てられた。  ――「3農」問題の解決を強力に支援し、都市・農村の調和のとれた発展をはかった。05年度の財政による「3農」(農業、農村、農民)支援は程度が大きく、政策が充実し、措置が強力で、中央財政だけで「3農」向けの支出は2975億元に達し、04年度の実績より349億元、率にして13・3%増えた。農村の公租公課改革をたえず深め、そのための中央財政の移転支出は662億元と、04年度に比べて26・3%増えた。農業税を免除する省、自治区、直轄市は28に達し、8億の農民が利益を受けた。「3つの補助金」などの政策の実施に本腰を入れ、全国の30省・自治区・直轄市で食糧直接補助金に充てられた資金は132億元に達し、04年度より13・8%増えた。農業と農民の長期的発展を支援するため、05年度に中央財政から農業農村基盤施設整備に充てられた予算内基本建設投資と国債プロジェクト資金は812億7800万元に達した。  ――財政の投入を一層増やし、社会の諸事業の発展をはかった。第1に就職・再就職と社会保障活動を支援した。05年度の全国の財政の就業・社会保障支出は17・1%増の3649億2700万元に上った。うち中央財政の社会保障支出は10%増の1623億5900万元だった。第2に教育・科学技術・文化事業を支援した。05年度の全国の教育支出は17・4%増の3951億5900万元に上った。中央財政が負担した教育支出は15・9%増の384億3800万元だった。うち中央クラスの教育事業費は17・2%増の338億6400万元で、中央財政の経常的収入の伸びを上回った。第3に医療衛生体制整備と制度の刷新を促した。昨年、全国の財政の医療衛生支出は20・2%増の1026億9900万元だった。中央財政は42億元を計上して、突発的公衆衛生事件の医療救急治療システム、疾病情報網システム、衛生法執行監督システムの確立と充実を支援した。第4に国の政権づくりを保証した。昨年、中央財政は政法(公安・司法をさす)特定資金48億1000万元を計上、末端の政法機関の法執行・事件処理の条件を改善した。  ――移転支出の度合いを強め、基本公共サービスの均等化をはかった。昨年度は租税還付金と制度的補助4143億7100万元のほかに、中央財政が計上した各種移転支出補助が7329億9700万元に達し、前年度より21・6%増えた。うち財源的移転支出は3812億7200万元と、前年度より46・4%多く、中西部地区に充てられる比率が90%以上に達した。  財政・租税などの改革を深め、社会主義市場経済体制の充実をはかった。租税制度改革の成果が顕著だった。予算管理制度の改革はさらに深まった。政府調達制度の改革は全国的にめだった成果を収めた。中央と省クラス政府がすでに政府調達の管理・実行機関の分設、機能の分離の任務を達成した。全国の政府調達規模は2500億元で、04年度に比べて364億元増え、資金節約率が11%に達した。また国有企業改革と金融体制改革を強力に支援した。昨年、中央財政は219億元を計上して、116の国有企業における政策的閉鎖・破産、55万人の従業員対策を支援した。  ――法に基づく財政運営を積極的に進め、財政の監督管理を強化した。財政の法律・法規体系がたえず整備された。会計の基礎作業がたえず強められた。財政の監督がたえず深まった。05年度には問題のある資金606億元を調査し、159億元の財政資金を減額査定または回収し、中央で租税以外の収入を266億元集めた。会計検査で発見された中央予算の執行過程での問題は、大部分がすでに整理、是正されるとともに、関係者の責任が追及されている。  ◇06年度中央・地方予算案  06年度の予算編成と財政運営の全体的道筋(考え方)は次の通りである。科学的発展観で統率し、引き続き穏健な財政策をとる。増収・支出節減にしっかり力を入れ、支出構造を最適化し、重点支出を確実に保証する。特に改革を深め、経済構造の調整と成長方式の転換を促進し、経済の持続的、急速で、つり合いのとれた、健全な発展と社会の全面的進歩をはかり、「11・5」長期計画の目標を順調に実現するための幸先よい、好スタートを切る。 2006年度予算の主要な指標は次の通りである。中央財政の歳入は05年度より2022億2500万元、率にして11・7%増やし、1兆9272億400万元とする。歳出は05年度より1972億6300万元、9・7%増やし、2兆2222億400万元とする。収支を差し引くと、中央財政の赤字は05年度予算より50億元少ない2950億元となり、GDPに占める財政赤字の比率はさらに1・5%まで下がる見込みである。今年度、中央財政は国債利用プロジェクト資金を05年度より200億元(うち100億元は地方政府に代わって発行する分)少ない600億元計上する。同時に中央予算内の経常的建設投資を100億元増額する。中央財政の国債発行残高は3兆5568億元で、05年度の同枠と比べて2954億元増える。中央と地方の財政収支を合わせると、06年度の全国の歳入は05年度より3795億4000万元、率にして12%増えて、3兆5423億3800万元となる。歳出は4665億3600万元、13・8%増えて、3兆8373億3800万元となる。  今年、全国の歳入の伸びを12%としたのは、中央が決めたマクロ経済の達成目標を考慮する一方、さまざまの減収要因を十分に考慮したためである。  「全般的に配慮し、収入によって支出を決め、重点を確保する」方針と穏健な財政策に従って、06年度の中央財政の支出では支出構成を特に見直し、保証するものと圧縮するものを分ける。そして公共支出を保証し、一般的支出を圧縮し、農業、教育、就業と社会保障、公衆衛生など経済・社会の発展における弱い部門に傾斜させる。困窮地域と困窮群に傾斜させる。科学技術の革新と経済成長方式の転換に傾斜させる。就職・再就職と社会保障活動を重点的に支援し、調和社会の構築を促す。自主革新を特に支援し、成長方式の転換を推進する。移転支出の度合いを特に高め、地域間の調和のとれた発展をはかる。改革を特に支援し、社会主義市場経済体制をより完全にする。財政保証の度合いを特に強め、政権の整備に力を入れる。  ◇着実に仕事をし、06年度予算の達成を確保する  06年度政府活動の全体的要求に基づき、租税、非租税収入の徴収管理にしっかり力を入れ、財政収入の安定した伸びをはかる。「5つの統一」(都市と農村の発展、各地域の発展、経済と社会の発展、人と自然の調和のとれた発展、国内の発展と対外開放について、それぞれ統一的に計画をたて、統一的に進めること)を確実に実行し、派手好み・浪費に断固反対する。新しい政府収支科目を実施し、予算管理制度の改革をさらに深める。法に基づく財政運営を徹底させ、財政の監督管理と会計の基礎作業を強化する。  (北京3月6日発新華社)


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