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中国で2010年に開かれる上海万博の日本館ゾーン3で開催される音楽劇は、日中両国の演出家による共同演出となり、半年間に及ぶ万博期間中の上演回数は6400回を超えるという。経済産業省商務情報政策局の原山保人審議官(製品安全・流通担当)が5日、上海で明らかにした。
日本館ゾーン3には500人の観客を収容できる伝統的な木造劇場が設けられ、5月1日から10月31日の万博期間中は、日中共同のトキ保護活動といった日中友好をモチーフにした音楽劇が毎日35回程度上演される。
原山審議官は「90年代から行われている日中のトキ保護活動は、両国の友好関係における美談になっている。トキの保護に成功したことは、人類が団結すれば現代のさまざまな困難を克服できることを示した。これこそ日本館の展示として最も伝えたいメッセージだ」と述べた。
世界的にも希少な鳥であるトキは、1950年ごろからの自然環境悪化により、ほとんど絶滅した。80年代初めに陝西省でトキが再び発見され、中日両国が保護活動に乗り出した。
中国側からの「贈呈」、「貸与」などの方法により、日本のトキの生息数は110羽余りにまで回復し、一部は放鳥されるに至った。中国においても生息地である陝西省の秦嶺山脈一帯の生態環境が大幅に改善された。さらに2005年に国家級自然保護区に指定されたことにより、野生と人工繁殖を合わせて個体数は500羽を超えた。
この音楽劇は日本の佐藤信さんと香港の栄念曽さんが共同で演出を行う。両者とも66才。
佐藤さんは次のように語った。上海万博は日本にとってアジア、特に中国との文化芸術交流を強化する新たな契機であり、両国の演出家が協力する音楽劇における新しい芸術様式は、来館者のさらなる共感を呼ぶものと信じている。
出演者は主に中国で募集される。3組に分かれ、万博期間中は毎日、35回ほど上演されるという。
栄さんは次のように述べた。上海万博のテーマは「より良い都市、より良い生活」だ。その核心はより良き市民の育成、つまり人間味あふれる人間と人間の交流である。トキの保護をテーマにした音楽劇で、さらに多くの中日両国の人々が一つとなってほしい。
(上海6月5日発新華社)
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