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中日国交正常化45周年記念・北京で中日大学生千人交流大会開催
2017/09/07
 

    8月29日、「中日国交正常化45周年記念・中日大学生千人交流大会」が北京大学百年記念講堂で成功裏に開催された。劉延東副総理が大会に出席するとともに「青春をかけて中日平和友好の新たな一章を記そう」と題する重要演説を行った。これには程永華駐日大使、北京大学の林建華学長、日本の横井裕駐中国大使、早稲田大学の鎌田薫学長が出席、あいさつし、福田康夫元首相がビデオで祝賀メッセージを寄せた。さらに江小涓国務院副秘書長、田学軍教育次官、北京大学のカク(赤+おおざと)平・党委書記、日中友好協会の宇都宮徳一郎副会長、日中文化交流協会の小栗康平常任理事、日本少林寺拳法連盟の宗由貴総裁、亜細亜大学の栗田充治学長のほか、中国教育国際交流協会、中日友好協会、北京市対外人民友好協会など中国側受入れ団体の代表が出席した。大会は駐日中国大使館の主催で、北京大学が開催に当たった。

    劉副総理は演説の中で次のように述べた。中日国交正常化から45年間、中日関係は複雑な曲折と厳しい試練を経たが、両国各分野の協力の成果は広く認められており、両国人民、特に若い世代はそこから多くの利益を得た。中日関係は両国人民の福祉に関わるだけでなく、アジア、世界にも深遠な影響がある。習近平主席は、中日関係の改善・発展に尽力するという中国の基本的立場に変わりがないと何度も強調している。双方は歴史を鑑とし、未来に向かう精神で、中日の四つの政治文書と4項目の原則的共通認識を踏まえて、両国関係の正しい方向への改善・発展をはからなければならない。

    劉副総理は、中日友好の土台は民間にあり、中日友好の未来は青年にあると強調、さらに会場にいる両国の学生に三つの希望を出した。第1、百聞は一見に如かず。皆さんが中国の悠久の歴史、文化を理解すると同時に、発展、変化している現代中国を一段と認識し、中国の人民と若者の中日友好への熱意をじかに感じ取り、帰国後に訪中体験をより多くの日本の若い友人に伝え、彼らが実際の中国、多彩な中国を理解するのを助けるよう期待している。第2、人生の楽しみ知己を得るにあり。皆さんがこの機会を大切にし、しっかり生かして、意見を交わし、友情を培い、互いに学び、高め合い、生涯の友、知己になり、中日関係の未来に新たな、より大きな貢献をするよう希望している。第3、風物は長きが宜(よろ)し、眼量(こころ)を放(ひろ)げられよ〈注〉。両国の若者は歴史を鑑とし、未来に向かうという正しい態度と平和共存、代々の友好の確固たる信念をもち、積極的に声を出し、理性的思考を提唱し、中日関係の濁った水を除いて澄んだ水を出すようにし、さまざまな挑戦(試練)に適切に対応し、それを解消し、両国関係発展のためにプラスのエネルギーを与えるべきである。

    程永華大使はあいさつの中で中日国交正常化以来の両国社会の相互理解と友好的感情の促進における、青年の努力と独特の役割を振り返り、さらに次のように述べた。習近平主席は先ごろ、G20ハンブルクサミットの際に安倍晋三首相と会見し、双方は今年の中日国交正常化45周年、来年の中日平和友好条約締結40周年という機会を活かして両国関係の改善・発展をはかることで合意し、また青少年などの分野の交流を拡大することにより、社会と世論の面から両国関係の基礎を固めることで一致した。きょう両国の大学生が一堂に会し、交流によって互いに参考にすることは、相互理解と友情を深めるのに役立つだけでなく、中日関係の改善と長期的で安定した健全な発展にも重要な意義がある。

    程大使は次のように指摘した。若者は摸索と発見の情熱に満ちており、中日両国の社会で相互理解の最も容易なグループであり、両国社会における健全で理性的な相互認識を形成する重要な任務を担っている。ここにいる学生のみなさんが今後、相手国の市民との交流にあたり、先入観を捨て、思考の限界を打ち破って、双方の交わりを求めるよう希望している。両国の大学生が社会に出た後それぞれが長所を生かし、さまざまな持ち場で、両国社会による中日関係の改善、発展という共通認識の結集、双方の共通利益の拡大のために努力し、互いに学び、共に進歩し、中日平和友好の旗印を代々伝えていくよう期待している。

    林学長は次のように指摘した。北京大学は日本の教育界と密接なつながりがあり、中日国交正常化後、北京大学に留学する外国人学生の中で日本の学生の割合は高く、北京大学は日本の高等教育界と一層実り多い協力を進めることを期待している。林学長は大会に参加した大学生に、前の事を忘れず、後の戒めとするという言葉を贈り、若者のみなさんが歴史を銘記し、その中から経験を総括し、教訓をくみ取るよう、志を同じくし同じ道を歩み、お互いに心を知り合って友達付き合いをするよう希望する。みなさんが縁を大切にし、学術や文化芸術、スポーツなどで幅広い交流をしていくよう希望する。

    福田元首相はビデオメッセージで、10年前に北京を訪問し北京大学で講演した時のことを振り返り、青年交流は非常に重要であり、両国の青年交流をどのように一層促すかを考えていると指摘、さらに次のように述べた。10年を経て、日中関係の重要性は一層際立っており、両国は手を取り合って協力することが必要で、そうして初めてより大きい事業を成し遂げることができる。双方は協力の力を発揮し、自国の問題に着目すると同時に、さらに世界に貢献し、国際社会の中での役割を果たすべきだ。双方は相互理解を深め、理解の中で相互信頼を強めなければならない。両国の学生が今回の交流活動を十分生かし、互いの理解を深め、新たな時代を築くという確固たる決意をもつよう希望する。

    1980年代初めに北京大学で学んだ横井大使は、あいさつで次のように述べた。今年の日中国交正常化45年目にあたり、日中双方は共に両国関係のプラスの面を深める努力をしており、両国の学生が一堂に会し、交流を深め、相互に学ぶことは今後の2国間の友好関係の発展に必ず役立つにちがいない。日中両国の学生が多くの友人と交わり友情を結ぶことを希望する。

    鎌田学長は、昔から頻繁だった中日両国の文化交流をさかのぼり、次のように指摘した。日中両国の留学生交換は経済・貿易・文化など各分野の発展を進める力であり、両国国民の相互理解と代々の友好を深める原動力でもある。日中双方はかけがえのない重要な隣国で、両国国民の代々の友好は世界平和と繁栄を実現するカギである。

 

    大会では、両国の学生が「中日大学生平和友好宣言」を発表し、よき未来への期待を表明した。そして次のように述べた。先輩たちの精神を受け継ぎ、友好の伝統を発揚し、発奮して意気込み、青春の知恵と力で友好の橋を必ず架けたい。両国の付き合いの歴史の経験を参考にし、教訓を汲み取り、両国関係の政治的基礎をしっかり守り、両国の交流・協力の推進に努め、絶えず両国の平和友好の大事業の新たな一章を記していきたい。両国の人文交流のために心を尽くし力を出し、より多くの人たちにその中から利益を受けさせ、両国人民が心を通わせ代々友好を続けるようにしたい。

   

    駐日中国大使館と駐大阪総領事館の招きで、日本の有名大学から500人余りの学生が8月下旬に中国を友好訪問した。訪中した大学生は六つに分かれ、北京、四川、貴州、河南、上海などを訪れ交流した。さらに8月29日北京大学に集まり、500人余りの中国の大学生と共に交流大会に参加した。