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WTO加盟時の関税引き下げ約束 来年すべて完了 中国財政部

    中国は来年1月1日から輸出入関税税則(関税率表)をさらに見直し、世界貿易機関(WTO)加盟の際の関税譲許の約束を引き続き履行していく。財政部の責任者は15日、この税率引き下げにより中国は2001年のWTO加盟時の約束をすべて履行したことになると強調した。

    財政部が同日発表した2010年の輸出入関税税則見直しの内容をみると、中国はWTO加盟の際の税率引き下げの約束に従い、2010年1月1日から生イチゴなど6課税品目の輸出入関税をさらに引き下げる。

    このほか2010年には引き続き小麦、トウモロコシ、もみ米・コメ、砂糖、羊毛、毛糸、綿花の農作物7品目と尿素、複合肥料、リン酸二水素アンモニウム(DAP)の化学肥料3品目について関税割当制度を実施し、関税割当外で輸入される一定数量の綿花には引き続き伸縮税を適用し、税率は変更しない。尿素、複合肥料、DAPについては引き続き1%の暫定割当税率を適用する。冷凍鶏肉など55種の商品には引き続き従量税または複合税を課税し、税率は変更しない。

    財政部は次のように指摘した。関税引き下げにかかわる品目が少なく、下げ幅が小さいため、関税の全体的水準への影響は大きくない。2010年の関税の全体的水準は2009年と同じ9・8%となる。そのうち農産物の平均税率は15・2%、工業製品は8・9%となる。

    財政部では、WTO加盟以来、約束した関税譲許義務を真剣に履行し、国際社会から幅広い好評を得ており、国の信用を守り、責任ある大国としての良いイメージを築いたと強調している。

    説明によると、中国は2002年から毎年、輸入関税を引き下げ、関税の全体的水準は15・3%から現在の9・8%まで下がっており、うち農産物の平均税率は18・8%から現在の15・2%に、工業製品は14・7%から8・9%に下がった。なかでも2002年は5300種余りの商品の輸入関税が大幅に引き下げられ、関税の全体的水準が2001年の15・3%から12%に下がり、WTO加盟後、税率引き下げの対象商品が最も多く、下げ幅が最も大きかった。05年は税率引き下げ商品が900種余りで、関税の全体的水準が04年の10・4%から9・9%に下がり、義務履行後、大きな範囲での税率引き下げとしては最後となった。その後数回、税率が引き下げられたが、対象商品は限定的で、関税の全体的水準への影響はいずれも大きくなかった。

    財政部では次のように指摘している。2006年7月1日、中国は小型セダンなど42の自動車と同部品の輸入関税の税率を引き下げ、自動車と同部品の関税引き下げ義務を完了した。完成車と同部品の税率はそれぞれWTO加盟前の70―80%と18―65%から25%と10%まで下がった。2010年に生イチゴなど6課税品目の輸入関税を引き下げると、WTO加盟の際の関税譲許義務をすべて果たしたことになる。

    財政部の責任者は次のように語った。WTO加盟は中国の改革・開放過程における歴史的意義のある大きな出来事であり、中国が経済グローバル化の挑戦(試練)に主体的に立ち向かう重要な戦略的措置でもあった。WTO加盟以来、中国のモノ貿易の輸入額は2001年の2436億㌦から08年には1兆1331億㌦へと、4・65倍に増えており、年平均の増加率は24・6%に達した。世界の輸入総額に占める中国の輸入の割合は2001年の3・8%から08年には6・9%に拡大し、世界第3位となった。    (北京12月15日発新華社)



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