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第10期全国人民代表大会第5回会議における李肇星外相の記者会見
2007/03/07

 

 3月6日第10期全国人民代表大会(全人代)第5回会議における李肇星外相の記者会見のうち日本関係の一問一答は次の通り。

 香港ケーブルテレビ記者 最近、日本の安倍首相は「慰安婦」について発言し、この問題で再び謝罪することはないとしたが、これは中日の友好関係にどのような影響があるか。温家宝首相の来月の訪日に影を落とさないか。

 李外相 「慰安婦」徴用は日本軍国主義者の第二次世界大戦における重大な犯罪行為の一つで、これは歴史的事実だ。日本政府は歴史的事実を認め、責任を負い、この問題を厳粛に、適切に処理しなければならない。

 歴史は進歩の力であるべきで、足を引っ張る重荷にすべきではない。真理は往々にして最も素朴なものである。「歴史を鑑とし、未来に目を向ける」ことこそ最も簡素で、最も確かな問題解決の方法である。

 今年は中日国交正常化35周年で、中日関係におけるこの重要な発展のチャンスをとらえ、両国関係の政治的基礎にかかわる原則問題を処理し、交流と協力を広く切り開き、深め、中日関係の回復、改善、発展の基調を固め、推進しなければならない。

 安倍首相の招きで温首相は4月に日本を公式訪問する。中国首相の訪日は7年ぶりであり、両国の各分野の協力を推進し、計画するうえで重要な意義がある。

 日本の美しい都市で、非常に古い都市である京都の郊外の寺院で、私は「大道無遮ラン(てへん+闌)」と書かれているのを見た。中日両国人民が子々孫々友好を続けることこそが輝かしい大道である。その発展をいかなる力も阻むことはできない。

 日本「毎日新聞」記者 日本にとって中国にはチャンスもあれば、挑戦もある。東アジア地域は二つの大国が共存する時代を迎えると予想できる。日本と中国が政治、経済、安全保障、国連などの面で、双方の関係をどのように処理すれば、手を携えて東アジア地域の発展をリードできると考えるか。今年4月、温家宝首相が日本を訪問する。今回の訪問は両国の関係と交流を促すだろう。中日の友好往来について次の段階で、どのような措置をとるのか。

 李外相 昨年10月、中日双方は両国関係の障害を乗り越え、両国関係の健全な発展をはかることで一致し、中日関係は改善・発展の軌道を進み始めた。これは両国政府と両国人民の共同の努力の結果であり、やっと得たもので、共に大切にすべきだ。

 われわれは日本と共に、引き続き両国関係の健全かつ安定した発展をはかるため努力したい。われわれは両国間の三つの政治文書の精神に従い、善隣友好協力を積極的に発展させることを願っている。経済、貿易、科学技術、環境保護、国際・地域問題で日本との協力強化を願っている。われわれはまた日本と東中国海問題について協議し、共同開発の大方向を堅持し、双方が共に受け入れられる方法を探り、東中国海を友好の海、協力の海、平和の海にすることを願っている。われわれは日本が国際的、地域的問題で重要な役割を果たすことを希望している。

 あなたは安保理改革もあると思っているかも知れない。これは多国間の問題で、われわれは日本を含む各国と共に、民主的討議に参加することを願っている。われわれ両国外務省の事務レベルでもこれらの問題について接触と協議を続けることができる。

 私は日本を訪問したばかりで、日本で温かい歓迎を受けた。私は温家宝首相の日本公式訪問が成功すると一層自信を強くした。

 

 

 



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