| バスケット通貨の主要構成通貨公表 中国 |
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| 2005/08/11 |
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中国が人民元為替相場の参考にしているバスケット通貨を構成する主要な通貨を初めて明らかにした。 中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は10日上海で、人民元為替相場を形成する新しいメカニズムが参考にするバスケット通貨構成の原則について説明するとともに、米ドル、ユーロ、日本円、韓国ウォンなど、バスケット通貨の主要な構成通貨を初めて公表した。 周小川総裁は「バスケット通貨は貿易の比率に基づいて決めている。中国の現在の最も主要な貿易相手は、米国、ユーロ圏、日本、韓国で、当然のことだが、米ドル、ユーロ、日本円、韓国ウォンが主要なバスケット通貨となっている」と説明した。 さらにシンガポール、英国、マレーシア、ロシア、タイ、オーストラリア、カナダとの貿易が中国の貿易に占める比率もかなり大きく、これらの国の通貨も人民元為替相場にとって非常に重要だと述べた。 周総裁は次のように指摘した。バスケット通貨を構成する通貨を使用している国と地域は、中国の貿易総量のかなり大きな部分を占めている。そのため、バスケット通貨を参考にした人民元為替相場は米ドルに連動した為替相場と比べ、人民元の価値の変化と中国が直面している貿易環境全体をよりよく反映しており、商品貿易とサービス貿易の基本的均衡を実現することにとって重要な参考的意味をもっている。 中国は今年7月21日、対米ドル連動相場制度を廃止、市場の需給に基づき、バスケット通貨を参考とする、管理された変動為替制度を導入すると発表した。 周総裁は10日午前、中国人民銀行上海本店のプレート除幕式で、どのようにバスケット通貨を決めているのかについて初めて説明を行った。しかし、バスケット通貨のすべての内容および、各通貨の比率については明らかにしなかった。 専門家は次のように指摘した。中国がバスケット通貨を構成するすべての通貨と比率および、人民元為替相場管理の目標水準(中央銀行は合理的でバランスのとれた為替相場水準としている)を公表することはない。すべての内容を公表しないのは、中央銀行が為替相場を効果的に調節・管理するためで、賢明な方法だ。 周総裁は次のように述べた。人民元為替相場を調節するうえで参考とするバスケット通貨の構成通貨と比率は、中国の国際収支の経常収支を構成する主要な貿易国・地域および通貨を考慮して決めている。わかりやすく言えば、我が国の貿易、対外債務、外国直接投資など、対外経済・貿易活動で比較的大きな比重を占める国と地域および通貨を総合的に考慮し、バスケット通貨の構成を決め、各通貨に相応のウェイトをもたせているのである。 周総裁は構成通貨と比率を決めるための4原則を明らかにした。(1)商品貿易とサービス貿易の比率を、バスケット通貨の構成と比率を決めるための基礎とする(2)対外債務の通貨構成を適切に考慮する(3)外国直接投資の要素を適切に考慮する(4)経常収支中の無償移転の収支も比率を決める際の参考とする。 新しい人民元為替相場形成のメカニズムがバスケット通貨を「参考」にしているのであって、「連動」しているのではないことに、人々は留意している。 周総裁は次のように強調した。米ドルに連動する為替相場制度と比べ、バスケット通貨を参考にして調節する制度では主要な通貨に対する人民元の変化をより全面的に反映することができ、不安定な米ドルがもたらす影響に適切に対応し、人民元レートの大きな変動を防ぎ、貿易全体の環境を安定させ、国際収支の基本的安定と国民経済の健全な発展を促進することに役立つ。 中国社会科学院金融研究所の李揚・所長は次のように話した。いかなる単一の通貨あるいはバスケット通貨とも連動しないことを公表すれば、投機資本による人民元為替相場への影響を緩和することができ、中国の通貨当局は投機資本との戦いにおいて主導権を握ることができる。 (北京8月10日発新華社)
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