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東アジア各国が失われつつある「古代製紙」技術を保護へ

    世界で最も早く紙を発明した中国でかつて文化を伝える使者ともなった紙の伝統的製造技術が現代技術などの衝撃で徐々に失われつつある。このため中国および日本、韓国など東アジア各国が手を携えて東アジアの紙保護事業を共同で推進し、古代製紙技術の研究・保護に力を入れ始めた。

    貴州省の省都貴陽で開かれている中国少数民族伝統製紙技術調査・保護現場会議兼第2回東アジア紙保護事業協調会議で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)北京事務所文化遺産保護専門員の杜暁帆博士は、東アジア紙保護事業は伝統的な紙を保護する交流の場を築き、東アジア各国の紙保護技術の経験共有を実現することを目的とし、同時に関連の技術訓練を行うものであると述べた。

    今月3日と4日、中日両国の専門家が貴州省の貞豊三岔河、丹寨石橋の伝統的製紙作業場を見学した。5日、貴陽で開かれたシンポジウムで専門家は貴州、広西、雲南などのイ族、ミャオ族、プイ族、ナシ族、チワン族など10余りの少数民族の手作業による製紙技術の現状についての調査報告を行った。また東アジアの紙保護事業の進展について話し合い、伝統的製紙技術の調査とシルクロード沿線の紙製文物の調査計画をまとめた。

    貴州省文化庁の徐圻・庁長は次のように語った。古代の製紙は文明の「生きた化石」と呼ばれ、現在まで人々の生活、祭祀などの活動と緊密に結びつき、伝統的製紙技術が少数民族地域により幅広く分布し、そのうち一部が国と省(一級行政区)レベルの無形文化遺産に指定されているが、研究の強化と保護が依然待たれている。

    日本国宝修理装コウ(さんずいに黄)師連盟の岡興造理事長は次のように語った。日本の伝統的製紙技術は中国を源としている。中国が現在、伝統的製紙技術の研究と保護に力を入れていることを喜んでいる。双方が技術面の交流・協力を進めることで、紙製文物の保護と修復に生かすことができるものと信じている。

    会議には日本から国宝修理装コウ師連盟、九州国立博物館、高知県紙産業技術センター、中国側から中国科学院伝統工芸・文物科学技術研究センター、中国文化遺産研究院、北京科学技術大学、復旦大学、貴州省無形文化遺産保護センターなどの専門家が出席している。(貴陽12月6日発新華社)



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