孔鉉佑駐日大使,自民党外交部会と交流
2021/04/14

 4月13日、孔鉉佑駐日大使は招きに応じ、自民党外交部会と中日関係および関連する問題について交流を行った。外交部会長の佐藤正久氏、政調会長代理の新藤義孝氏、外交部会長代理の鈴木憲和氏並びに当館の聶佳参事官らが出席した。

 孔大使は次のように述べた。中日国交正常化以降、両国関係は幾つかの曲折を経て、全体として平和・友好・協力の大きな方向に沿って絶えず前進、発展し、利益の融合が最も深く、協力分野が最も広い2国間関係の一つとなった。双方は終始「中日共同声明」および「中日平和友好条約」など四つの政治文書を両国関係の長期にわたる安定した発展のための政治的基礎とすることを堅持し、各分野の交流・協力で長足の発展が得られるよう継続的に図ってきた。両国の上層部は五輪開催を互いに支持するとともに、今年と来年の中日文化スポーツ促進年および来年の国交正常化50周年を契機として、相互信頼を増進し、意見の相違を適切に処理し、新時代の要請にかなった中日関係を構築することを何度も確認している。同時に、このところ日本国内では中日関係の基本的方向と政治的共通認識に関わる重大な問題においてネガティブな動きが立て続けに見られ、これは双方の政治的約束に明らかに反しており、両国関係改善・発展のプロセスを著しく妨げるものだ。

 孔大使はまた次のように述べた。中国は人権事業の発展を非常に重視しており、新中国成立以降、人民から強く支持される中国の特色ある社会主義の道を開くことに成功し、中国の国情と必要にかなった人権発展の道を実現させることに成功した。各方面は他国の人民が自主的に選択した人権の道を十分尊重し、他国の人権の発展に客観的かつ公正に向き合い、対等な姿勢で対話・交流を行い、世界の人権の発展と進歩を共に推し進めるべきだ。われわれは人権を旗印にした他国への内政干渉に断固反対するものであり、人権問題を政治の道具として他国を攻撃し、そのイメージを汚すことにはなおのこと反対する。

 孔大使はさらに次のように指摘した。いわゆる「ジェノサイド」〈民族大量虐殺〉、「強制労働」といった人権侵害問題が中国新疆で発生したことは一度もない。全く事実に反する幾つかの悪意ある騒ぎ立ては中国の発展を抑え込もうとする一部の国の使い慣れた手口に他ならない。新疆問題は中国の内政であり、中国はずっと真実の新疆を国際社会に紹介することに努めてきた。明確にしなければならないのは、新疆問題は人権問題などではなく、反暴力テロ、脱過激化、反分裂の問題だということである。テロ襲撃が新疆にもたらした安全への脅威を前に、地元政府は法に基づいて暴力テロ犯罪を断固取り締まり、教育訓練などを通して各民族人民の権利と利益を積極的に保障し、社会の安全・安定と民衆の落ち着いた暮らしを実現することに成功した。新疆の扉は常に広く開かれており、われわれは日本を含むより多くの国の人々が新疆を訪れ、自らの目で新疆の発展の事実を目撃することを歓迎する。

 孔大使は次のように表明した。物事は長い目でみるのが良いという。中日両国は時代の流れと世界の大きな流れに順応し、意思疎通と協調を強化し、相互尊重を踏まえて繁栄したより良い未来を共に築き、地域と世界のために一層多くの安定性とプラスのエネルギーを注ぐべきだ。自民党の政治家の方々が歴史への責任感と使命感を持ち、地域と世界の広い視野から中日関係をとらえ、健全な心理状態で相手方の発展に向き合い、長期的な視点から意見の相違を慎重に処理し、両国関係の健全で安定した発展のためにしかるべき貢献をすることを希望する。

 双方はさらに日本側が関心を寄せるその他の問題について意見を交わした。