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程永華大使,広島大学名誉博士の称号を授与される
2016/05/06

    4月26日、広島大学で程永華大使に名誉博士号を授与する式典が盛大に行われた。程大使は招かれて同校に赴き、授与式に出席するとともに記念講演を行った。同校の越智光夫学長、理事全員、副学長、関係学部長および教員・学生代表150人余りが出席した。

    越智学長は式典であいさつし次のように程大使を称賛した。程大使は長年来、日中関係の発展を推し進めることに尽力し、日中の友好と学術文化交流のために重要な貢献をし、広島大学の教育・研究に大きな支援と援助を与えてくれた。程大使が今後も引き続き広島大学と中国の関連大学間の交流協力に大きな関心を寄せ、支援してくださることを希望する。

    程大使は式典の後の講演で次のように述べた。広島大学は「自由と平和」の建学精神を守り、「平和の追求、新たな知の創造、豊かな人間性を培う、国際社会との共存、自己変革」の五つの建学の理念を堅持している。この5大理念は私に多くの共感と啓発を与えてくれた。平和追求の理念について、歴史は人々に何度も、過去の戦争の惨劇を決して繰り返してはならず、平和と発展は人類が大切にするに最も値する財産だと気づかせてくれる。70年余り前の第二次世界大戦は人類の歴史上において空前の規模で、戦火は世界80余りの国と地域、約20億の人々を巻き込んだ。第二次世界大戦の東方の主戦場で、軍国主義日本が発動した侵略戦争は中国人民とその他のアジア諸国の人民に大きな災難をもたらし、日本人民にも深い傷を与えた。広島、長崎の原爆で亡くなった無辜の市民はこの戦争の特殊な被害者でわれわれは深く同情している。今日の平和と発展はすでに時代のテーマとなっているが、世界平和を守り、共同の発展を促進することは依然として任重くして道遠しの状態だ。われわれは歴史を鑑に、平和を守る決心を固めた。広島大学が平和を追求する建学の理念に基づき、過去のあの戦争を生んだ原因やもたらされた教訓およびいかに戦争の悲劇の再演を防ぐかということに対して一層深い研究をするよう希望する。

    程大使は次のように表明した。中国が揺るぎなく平和的発展の道を歩むことは、中国が歴史、現実、発展目標に基づいて選択した道であり、中国の利益と世界の利益を緊密に結びつける道でもある。歴史から見ると、近代以降、中国は列強に侵略され虐げられ、深く肝に銘じる記憶となり、戦争と動乱の苦難を経験した中国人民は平和の大切さを深く理解し、自分が経験した苦難を他国に押し付けることは決してない。現実を見ると、中国は改革開放の40年余りで、世界に注目される発展の成果を上げ、世界の平和と安定に重要な貢献をしてきた。今日の中国は「二つの百年(中国共産党創立100周年までの小康社会完成、新中国建国100周年までの近代化の基本的実現)」奮闘目標を核心とする中国の夢の実現に力を尽くしており、われわれは平和で安定した国際環境の中で自らの夢を育て、実現し、常に世界の平和擁護と共同の発展促進を自らの任務としていく必要がある。

    程大使はまた次のように述べた。中国は世界で最も早く、また唯一、核兵器の先制使用をしないこと、非核保有国・地域に対し核兵器を使用しないことを公に約束した核保有国だ。1990年から累計で3万人余りの平和維持要員を派遣しており、安全保障理事会の5常任理事国の中で平和維持要員の派遣が最も多い国となっている。中国は朝鮮の核、イランの核、シリア、南スーダンなど地域のホットな問題で積極的に和平を勧め交渉を促し、緊張の緩和と地域の平和維持のために建設的な役割を果たしてきた。中国は対話と交渉を通して隣国との領土、海洋権益の争いを処理することを堅持し、すでに12の隣国との間で、歴史的に残された陸地国境問題を解決し、それは中国の陸地国境の約90%に相当する。事実が証明しているように、中国の発展は世界の平和と安定に役立ち、中国は発展すればするほど、開放されればされるほど、長期的な平和と安定の国際環境が必要となり、世界の平和を守る確固たる力となる。

    程大使は次のように話した。中国は人類の運命共同体の実務的建設者だ。長年にわたり、中国は多国間協力に積極的に参加し、国際的、地域的実務の中で責任ある大国の役割を果たしてきた。中国は「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の建設を推進し、沿線諸国の発展戦略とリンクさせ、さらにアジアインフラ投資銀行(AIIB)と「シルクロード基金」を発起、設立し、インフラの相互接続を推進し、沿線諸国の互恵協力、共同の発展を支援している。中国はまた、モデル転換による発展という巨大な圧力を克服し、省エネ・排出削減を強力に推し進め、グローバルな気候変動への対応と環境保護に重要な貢献をしている。昨年以来、中国は国際情勢の総合的判断を基に、人類の運命共同体構築という外交の新たな目標を明確に打ち出し、広島大学の「国際社会との共存」の理念と目指すところは同じであるといえる。

    程大使はさらに次のように述べた。中日は互いに重要な隣国で、中日の第4の政治文書は、長期的な平和友好協力が唯一の選択であり、双方は互いに協力パートナーで、相互に脅威とならず、相互に相手の平和的発展を支持すると明確にうたっている。中国は中日関係の発展を重視し、日本と共同で平和的発展の道を歩み、共同でアジアの振興と繁栄を図り、その過程で互恵とウィンウィンを実現したいと希望している。双方が共に努力し、アジアの繁栄と振興の得難い歴史的チャンスを逃さず、アジアの投資・貿易、財政・金融、インフラ、相互接続などの分野の協力を強化し、それぞれの一段の発展を実現すると同時に、共同で地域の平和と安定を守り、アジアの地域統合プロセスを推し進めるよう心から希望している。

    程大使は最後に次のように表明した。習近平主席は昨年5月北京で中日友好交流大会に出席した際、青年が興れば国家が興ると述べた。中国政府は両国の民間交流を支持し、両国各界の人々、特に若い世代が中日友好事業に身を投じ、交流と協力の中で相互理解を増進し、相互信頼を築き、友情を発展させることを奨励している。広島大学のみなさんがアジアと世界のことを思い、中日関係に関心をもち、中日の相互信頼と友好増進のため、アジアの発展と繁栄のためにしかるべき積極的役割を果たされるよう心から希望している。

    記念講演終了後、同校理事で副学長の佐藤利行氏の案内で、程大使は同校の博物館と一部の研究施設を見学するとともに、広島大学で学ぶ一部の中国人留学生および訪問学者を訪ねて懇談し、皆が祖国を想い、一生懸命学習し、長所を生かし、国のために役立ち、中日両国の友好協力促進に寄与するよう励ました。

 

    大使館教育処の胡志平公使級参事官がこれらの活動に同行した。

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