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駐日大使館が中国緑化交流表彰式行う
2016/04/11
 

    中国駐日大使館は5日、中国緑化交流表彰式を行い、程永華大使が南京大虐殺被害者追悼献植訪中団、緑の地球ネットワーク、田主丸町緑の応援団、イオン環境財団、世界の砂漠を緑で包む会、日中友好技術人材交流協会、日中友好21の会、内モンゴル緑化の会、西日本新聞ハチドリ隊、公益財団法人あすての10の日本の民間団体に表彰状を贈り、あいさつした。表彰式には駐日大使館の郭燕・公使および関係部門の責任者、関係民間団体の代表約120人が出席した。

    程大使はあいさつの中で、長きにわたり中国の緑化植樹事業に積極的に身を投じてきた日本各0界の友人を歓迎するとともに次のように述べた。環境保護を強化し、生態系の安全を守ることは、21世紀に人類が直面する共通の課題だ。習近平主席は北京郊外で植樹をした時、良好な生態環境は最も公平な公共財であり、最もユニバーサルな民生福祉であると指摘した。資源の制約がきつく、環境汚染が深刻で、生態系が退化する厳しい情勢を前に、中国政府は自然を尊重し、自然に順応し、自然を保護するという生態(エコ)文明の理念を力強く提唱し、社会を総動員して植樹造林を進めてきた。長年の努力の末、中国の森林被覆率は1980年代初期の12%から年ごとに上昇して2015年には21・66%に達し、緑化事業は長足の進歩を遂げた。

    程大使は次のように述べた。上述の成果が得られた中には、日本の多くの友好的な人々の努力も含まれている。とりわけ中国の林業発展を巡る砂漠化対策、生物多様性保護などの重点分野において、故遠山正瑛先生に代表される日本の友人は大量の有益な活動を行い、中国が多くの実際問題を解決するのを手助けし、多くの環境保護の理念と貴重な経験を私たちに伝授した。きょう大使館に来られた日本の友人の方々は長年にわたり中国の山西、内モンゴル、江蘇などの世の人々に知られない片隅で黙々と汗を流し、多くの荒れ山や砂漠に緑の木陰ができた。例えば日本南京大虐殺被害者追悼献植訪中団は30年一日のごとく、南京での植樹を続け、これによって中国侵略戦争への反省と懺悔を示している。程大使は10年前に同級生と共に山西省の大同で植樹をした際に地元の村長から直接「老高(高さん)」、つまり緑の地球ネットワークの責任者、高見邦雄さんの話を聞いたとして次のように話した。山西省大同は日本の中国侵略戦争期に最も大きな被害を受けた地域の一つで、地元の民衆は日本人に対し強い反感を持っている。高見さんは1992年に山西省で植樹を始め、当初は地元の村民から「日本鬼子」と呼ばれていたが、毎年のように山西に通い、村民と同地物を食べて同じところに住み、共に山で植樹をした。地元の村民も「高見先生」と呼ぶようになり、今では親しみを込めて「老高」と呼んでいる。こういった日本の民間の善行は過去の日本帝国主義の侵略戦争が中国人民の心に与えた傷を癒すだけでなく、両国人民の相互理解と友好的感情を深めることにも寄与する。「木を育てるには十年、人を育てるには百年」と言う。皆さんは長年にわたり植樹緑化で両国人民特に青少年の友好交流を導き、両国人民の心の中に広く友情の種をまき、称賛に値する少なからぬ業績を上げた。中国人民はあなた方の貢献を永遠に銘記する。

    程大使は次のように述べた。しばらく前に中国の「両会」(全人代会議と政協全国委会議)は第13次5カ年計画(2016~20年)を審議・採択し、革新(イノベーション)、協調、グリーン、開放、共有の5大発展理念を明確にしたが、その中でグリーンの発展とはエネルギー資源を節約し、生態環境を保護し、循環(型)経済を発展させることを指す。今後5年にわたり、中国政府は引き続き緑化事業を発展させることに尽力し、2020年までに全国の森林被覆率を23・04%に到達させ、空が青く、大地と山が緑に覆われ、水が清らかな美しい中国を建設することを目指す。

    程大使は次のように述べた。地球は私たちの共同の故郷であり、友好は私たちの共同の事業だ。本日の表彰活動を契機として、中国大使館と中国で植樹交流活動に従事する日本各地の関係団体および個人が交流を一段と強化し、より幅広い緊密な連絡ネットワークを構築し、両国の緑化事業と国民交流を発展させるための良い道筋、良い方法を共に探ることを希望する。中日両国人民が手を携え、樹木を1本1本植え、友情の種を1粒1粒まき、自然が美しく、民心が溶け合うという両国の素晴らしい目標を実現するために共に努力することを望む。

    日本の各団体の責任者は発言の中で、長年中国で植樹・造林をしてきた経験を分かち合い、大使館に招かれ表彰されたことに感謝を表し、次のように語った。日本の団体が中国で植樹・造林をするのは、過去の歴史の償いであり、未来の友好への期待でもある。日中両国は一衣帯水の隣国で、一方が損をすれば共に損をし、一方が栄えれば共に栄える。中国で緑化事業を行うのは、中国にとっても日本にとっても、また日中友好にとってもプラスになる。植樹活動を続けることで、地元の民衆のわだかまりと誤解が徐々に解消し、心が近づくのを実感した。このような友好的でプラスの活動がより多くの人に知られ、日中両国国民の心により多くの友好のエネルギーを蓄積し、両国関係の改善と発展を後押しすることを心から望む。グリーン・環境保護事業は国境を越えたもので、現在の功績が末永く役に立つ素晴らしい事業だ。今後も両国の政府と各界の大きな支持を得られるよう望む。日本の各団体は大いに意気込んで引き続き中国の緑化事業に身を投じ、日中友好のために貢献する。

    表彰式に参加したのは日本国内で中国の緑化事業に参加している団体の一部にすぎず、駐日大使館は今後関係団体との連絡をさらに強化して、中日緑化協力事業を一層促進し、両国人民の相互理解と友情を深め、両国関係の長期的発展に新しいエネルギーを添えていく。以下に表彰を受けた10団体を簡単に紹介する。(順不同)

南京大虐殺被害者追悼献植訪中団

    岡崎嘉平太、菊池善隆、向坊隆各氏ら日中友好人士が1986年に呼びかけ、日中協会が各界の友好的な人々を組織して南京で植樹追悼活動を行い、中国侵略戦争への反省と懺悔の気持ちを表している。参加者には中国侵略戦争の元兵士、教師、公務員、医者、学生などが含まれる。31年間で、日本各界の約1000人が南京に平和と友情を象徴する木5万本余りを植えた。

緑の地球ネットワーク

    1992年設立。現会員は550人(団体会員含む)で、会社員、公務員、退職者、専業主婦、学生などが含まれる。設立以来、山西省大同市で緑化協力を行っている。おおまかな統計によると、これまでに約3500人の日本人を組織し大同で植樹を行い、4000万元以上を投じ、1880万本を植樹した。高見邦雄氏は2001年に中国政府から「友誼賞」、2011年にグリーン中国年度焦点人物国際貢献賞、2012年に日本の外務大臣賞を授与された。

田主丸町緑の応援団

    福岡県久留米市田主丸町の民間友好団体。1992年から内モンゴル自治区恩格貝地区の植樹を始め、メンバーは地元の日中友好協会会員、小中学生が中心。これまでの参加者数は342人で、1万5826本を植えた。

イオン環境財団

    1990年設立。イオン株式会社傘下の環境保護事業の支持・援助団体。1998年から北京で「万里の長城植樹活動」を行い、中日から1万5000人以上のボランティアが参加し、累計100万株以上を植樹し、荒れ山500ヘクタール近くを緑化した。青島、煙台、威海、香港などでも10万本近くを植樹している。

世界の砂漠を緑で包む会

    1998年設立。日本の政府および民間からの多くの支援を受け、中国と協力し内モンゴルのトングリ砂漠に長さ13キロ、幅500メートル~2キロ、面積1万ムー(約666ヘクタール)余りの「緑の障壁」を築き、約800万本を植樹した。国家林業局から「全国防砂・治砂総合模範区」と命名され、中国緑化基金会から「エコ文明建設訓練基地」に指定されている。

日中友好技術人材交流協会

    長年にわたり中国で技術・管理人材を育成し、経済建設と環境保護事業を積極的に支援している。2000年から、重慶の合川、万州、湖北省の宜昌、巴東、陜西省の戸県などで五つの緑化プロジェクトを21期にわたって実施し、資金4・5億円を導入し、荒れ地2000ヘクタールを緑化し、400万本を植樹した。

日中友好21の会

    中日友好を促進し、中国中・西部地域の緑化事業を支援するため、2001年から10年連続で陜西省彬県の植樹奉仕活動を行った。2011年から5年間河南省衛輝市の植樹奉仕活動を行った。2015年までに、募金で530万円を集め、参加者は443人。累計で4万本以上を植樹した。

内モンゴル緑化の会

    2008年設立。かつて犬山市の国際協力プロジェクト「内モンゴル砂漠化防止植樹プロジェクト」を請け負った。これまでにイオン環境財団、国際緑化推進センター、コスモ石油環境保護カード基金など3000万円以上の資金援助を申請し、内モンゴルで防砂造林活動を積極的に展開し、計165万本を植えた。

西日本新聞ハチドリ隊

    九州の中学生の環境問題に対する理解を深めるため2008年に設立され、植林活動を行っている。同年、内モンゴル自治区恩格貝地区で植樹を行い、2012年に中国での最後の活動を行った。参加者は累計130人で、2400本余りを植えた。

公益財団法人あすて

    1966年設立。ボランティア活動を支援する公益組織。現在45のボランティア団体、約800人のボランティアが登録している。2013年に中青旅国際旅遊有限公司との共同企画で、内モンゴルシリンゴル盟渾善達克砂地で最初の防砂植樹活動を行い、10万本を植えた。プロジェクトは10年続けて、100万本を植える計画。

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