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駐日大使館で抗日戦争勝利70周年記念座談会
2015/08/14

    8月7日、駐日大使館で抗日戦争勝利70周年記念座談会が開かれた。これには程永華大使、劉少賓公使、関係部門の責任者と日本の民間友好団体の代表、有名な学者や在日華人教授会の代表ら60人余りが出席した。

 

    程大使は基調発言で、次のように述べた。第二次世界大戦は全人類が一大災難に遭った歴史である。第二次大戦中、東洋の戦場では1931年に日本軍国主義が九一八事变を起こして中国東北を占領し、1937年に七七事変をでっち上げ、全面的な中国侵略戦争を起こした。1941年に真珠湾に奇襲攻撃を仕掛けて太平洋戦争を起こすとともに、東南アジアまで戦争を広げ、中国などの幅広いアジア各国の人民に一大災難をもたらし、人類文明にこれまでにない災禍を与えると同時に、日本の人民にも大きな被害を与えた。中国人民の抗日戦争は世界の反ファシズム戦争の中でも最初にぼっ発し、最も期間が長かった。中国の軍隊と人民は日本侵略軍の主な兵力を長期にわたりけん制し、抵抗・反撃して、甚大な民族的犠牲を払い、世界反ファシズム戦争の勝利に重要な貢献を果たした。

    程大使は次のように述べた。戦後の中日関係の再建と発展は、日本軍国主義の侵略戦争に対する日本の正しい対処と深い反省を基礎にして築かれたものだ。われわれが侵略の歴史を胸に刻み、戦争責任を明確にするよう強調するのは、恨みを引きずるためではなく、戦争の教訓を銘記し、得難い平和を大切にし、悲劇の再演を防ぎ、未来をより良く切り開くためだ。戦後70周年の重要な節目にあたり、間もなく発表される「安倍首相談話」が日本の軍国主義による侵略戦争についてどのようなシグナルを発するのか、中国をはじめとする国際社会が非常に注目している。日本は歴史を直視し、戦争責任に対する態度と被害国の人民に対する誠意をはっきりと示さなければ、未来に向けて歴史の新たな1ページを開くことはできない。

    程大使は次のように述べた。われわれは日本軍国主義分子と一般の人民を区別する政策をとってきた。戦後、中国政府は100万人余りの日本人と捕虜を帰国させた。物資が極度に不足する状況の中で、中国人民は数千人の日本の戦争孤児をわが子のように育て、日本に帰国させ、家族の元に送り届けた。さらに国交正常化から40年余り、中国政府は一貫して対日関係の発展を重視し、両国人民の代々の友好を推し進めることに力を注いできた。

    程大使は次のように述べた。中国人民が「二つの百年」の目標を実現し、世界最大の発展途上国を富強の、民主的、文明的で、調和のとれた近代的社会主義国に建設するためには、平和で安定した国際環境と周辺環境が必要だ。このため、われわれは平和的発展の理念を積極的に提唱・実践し、世界の平和と発展の実現に努力している。戦後70年、日本は歴史に対する反省に基づき、平和的発展の道を歩み、経済の飛躍を実現し、またアジアおよび世界の発展と繁栄のために貢献してきた。平和的発展の道を貫き、アジアの隣国と仲良くすることは、日本人民が戦争のにがい歴史的教訓から得た重要な教えであり、アジアの隣国と国際社会は日本が正しい軌道から逸れることを望んでいない。

    程大使は次のように述べた。今年は国際社会が歴史を振り返り、未来を展望する重要な年である。中国は9月3日に中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事を盛大に行うが、これは歴史を銘記し、先烈をしのび、平和を大切にし、未来を切り開くことを目標とするもので、今日の日本を対象としたものではなく、日本の人民を対象としたものでもない。われわれは戦後70周年を契機に、日本をはじめとする世界各国の平和を愛するすべての人々と共に、世界平和を守る信念と決意を一段と固め、人類社会が共に繁栄し、進歩するために手を取り合って一層努力することを願っている。

    参加者の代表は歴史を胸に刻む、中日友好の歩みを忘れない、両国関係の将来を展望するなどさまざまな角度から発言し、次のように述べた。あの戦争の侵略者であり、加害者でもある日本は、第二次大戦で中国とアジア各国で行った犯罪行為をはっきりと認識し、真剣に反省しなければならない。一部の右翼勢力は侵略戦争の否定、軍国主義の美化、靖国神社への参拝、平和憲法の改定によって歴史を覆そうとしているが、それは必ず世界反ファシズム戦争勝利70周年の正義の潮に呑み込まれるだろう。日中両国はずっと歴史問題での隔たりからコミュニケーションがうまくいっていないが、その重要な原因は日本が歴史を明確に認めていないことだ。現在、日本では大半の人が過去の歴史を知らないが、これは非常に危険だ。歴史を忘れ、風化させてはならない。日本国内ではこれに危機感を強め、若い世代の教育を強化すべきだ。日本の学校の近現代史教育には問題がある。学校で使用される教科書は過去に起きたあの戦争について、日本がいかに被害を受けたかについての説明しかない。戦争の原因と責任については一言も触れず、そのため過去の歴史に対する生徒の理解はかなり偏っている。同時に中国も歴史的事実について説明する際に「恨み」の気持ちを加え、そのため多くの若者が「日本は好戦的な民族だ」と思うようになっている。双方は歴史教育分野での交流を強化し、正しい歴史観を後世に伝えていく必要がある。

    参加者は次のように述べた。日中文化交流の歴史は古いが、近年は靖国神社、領土問題などの影響で、両国の文化交流が大きくつまずいている。双方が本腰を入れて交流の回復に努めなければならない。交流を強化し、それを基に日中の相互理解を深め、信頼関係を築くことが大事だ。中日両国の若い世代は両国関係の未来を担っている。両国の若者の間で、いかにして相手のことをしっかり語るか、双方で真剣に考える必要がある。われわれは歴史を胸に刻むと同時に、次の世代に目を向け、彼らの相互理解と友好的感情を育むよう努力しなければならない。そうしてはじめて中日友好事業を持続させることができる。

    中央テレビ局、新華社、人民日報、中国新聞社など在日中国メディアが座談会を取材・報道した。

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