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団結・協力で共に感染に対応し,人類衛生健康共同体を築く--白書「新型コロナウイルス肺炎に立ち向かう中国の行動」解説その4
2020/06/23

 新型コロナウイルス肺炎は短期間の内に全世界で猛威を奮い、全世界の人民の生命と健康に脅威をもたらしている。最も早く感染が報告された国である中国は自身の感染予防・抑制にしっかりと取り組んだ上で、適時〈タイムリー〉に国際援助と協力を展開し、世界の感染対策にしかるべき努力を払い貢献を果たしている。

 一、中国が国際協力を積極的に進める目的は何か

 (一)国際社会からの貴重な支持と手助けに感謝し、これを銘記すること。中国の感染予防・抑制情勢が最も苦しかった時に、国際社会は中国と中国人民に貴重な支持と手助けを寄せた。世界170余りの国の指導者、50の国際・地域機構の責任者ならびに300余りの外国の政党と政治組織が中国の指導者に電報、声明などを使い慰問と支持を表明した。日本を含む77の国と12の国際機構が中国人民の感染対策闘争に支援物資を提供し、その中には医療用マスク、防護服、ゴーグル、人工呼吸器などの早急に必要な医療物資と設備が含まれていた。84の国の地方政府・企業・民間機関・個人が中国に支援物資を提供した。BRICS新開発銀行(NDB)・アジアインフラ投資銀行(AIIB)はそれぞれ中国に70億元〈1元=約15円〉と24・85億元の緊急融資を行い、世界銀行・アジア開発銀行(ADB)は中国に国家公衆衛生緊急管理システム整備などの資金支援を提供した。中国は国際社会からの貴重な理解と支持に感謝し、中国人民はこれを永遠に心に刻む。中華民族は恩を忘れずこれに報いる民族であり、中国は一貫して力の及ぶ限り国際社会の感染対策に支援を提供している。

 (二)大国の責任で世界の感染予防・抑制を支援すること。グローバル化が絶えず進展する今日において、いかなる場所で発生したいかなる感染も世界的大流行〈パンデミック〉へと姿を変える可能性があり、いかなる国であってもこれを対岸の火事だと思って安全圏にいることはできない。人類の文明史は疾病および災害との闘いの歴史にほかならず、国際社会は互いに助け合い風雨同舟してこそ今回の人類感染対策闘争の最終的な勝利を共に迎えることができる。そのため、中国はずっと人類運命共同体の精神を堅持し、自身の感染予防・抑制にしっかり取り組むと同時に世界各国と交流し、感染対策の経験を余すところなく共有し、力の及ぶ限り国際社会に援助を提供しており、これによって世界の公衆衛生システムを改善し、感染予防・抑制における弱い部分を補完し、各国と手を取り合って一日も早く感染に打ち勝てるよう希望している。

 (三)世界の互助協力というプラスのエネルギーを発揚すること。目下、新型コロナ肺炎の感染はなお世界で猛威を奮い、毎日多くの生命が失われている。重大な危機の前に、人類はまたしてもどちらに向かうかの岐路に立たされている。科学と理性を堅持するのか、それとも政治的意見の相違をつくりだすのか。団結と協力を強化するのか、それとも分離と孤立を求めるのか。多国間の協調を推進するのか、それとも一国主義をとるのか。各国は早急に答えを出す必要がある。実際にこれは現在の世界が直面する重大な問題でもある。中国は、各国が全人類の前途と運命、子孫の幸福のために正しい選択をし、人類運命共同体の理念に則って、一致協力し、助け合い、手を取り合って対応し、感染の蔓延を断固として押さえ込み、感染予防・抑制の世界的な阻止戦に勝利して、世界と人民の健康と安寧を守ることを主張し、同時にまたポスト感染時代に、各国が引き続きこのような前向きの理念を守り、交流と協力を一段と強化し、意見の相違と対立を減らし、共同で世界経済と人類文明をより高いベルに発展させることを希望している。

 二、中国はどういった方面の国際援助と協力を展開したのか

 感染発生以降、中国はつねに国際社会と交流・協力を展開し、ハイレベルの意思疎通を強化し、感染情報を共有し、科学研究協力を行い、国際機構と他国に力のおよぶ限りの援助を提供し、世界の感染対策に中国の智慧と力を出してきた。中国共産党は110余りの国の240の政党と共同の呼びかけを発し、各方面に人類の安全と健康を重視し、人類運命共同体の理念に則り、手を取り合って国際感染対策協力を強化するよう呼びかけた。

 (一)習近平主席は自ら国際協力を後押しした。感染発生以降、習主席は50人近い外国の指導者ならびに国際機構の責任者と電話会談または会見を行い、中国の感染対策の努力と成果について説明し、中国が一貫してオープン、透明な、責任ある態度で感染情報を適時に発表し、予防・抑制と救護の経験を共有してきたことを説明した。また中国は他国が見舞われている感染と困難をわが事のように感じて、力のおよぶ限りの手助けを積極的に提供していると説明した。さらに各方面が人類運命共同体意識を持ち、二国間・多国間協力を強化し、国際機関の役割発揮を支持し、手を取り合って感染という試練に対応していくよう呼びかけた。習主席は20カ国・地域グループ〈G20〉指導者特別サミットに参加して演説を行い、中国の感染対策の経験について説明した。そして新型コロナ肺炎感染予防・抑制の世界的な阻止戦を断固として進める、国際的な共同予防・抑制を効果的に展開する、国際機構の役割発揮を積極的に支持する、マクロ経済政策の国際協調を強化するという四つの主張と一連の協力イニシアチブを提起し、国際社会に試練を直視し、迅速に行動するよう呼びかけた。5月18日、習主席は第73回世界保健総会(WHA)ビデオ会議の開幕式であいさつし、各国に連帯・協力して感染に打ち勝ち、人類衛生健康共同体を共に築くよう呼びかけた。そして感染予防・抑制への全力取り組み、世界保健機関〈WHO〉の役割発揮、アフリカ諸国への支援拡大、世界の公衆衛生ガバナンス強化、経済社会の回復、国際協力の強化という六つの提案を出すとともに、2年以内に20億㌦の国際援助を提供する、国連と協力して中国に世界的人道緊急倉庫・ハブを設立する、30の中国アフリカ相対病院協力メカニズムをつくる、中国の新型コロナワクチンの研究開発が完了し使用が始まった後全世界の公共財とする、G20メンバー国と共に「最貧国債務返済一時猶予イニシアチブ」を実行に移すなど、世界の感染対策を支援する中国の一連の重大措置を発表した。

 (二)国際社会と感染情報と感染対策の経験を適時に共有した。感染発生後、中国はいち早くWHO、関係国・地域の機関に進んで感染情報を報告した。また新型コロナウイルスの全塩基配列情報とPRC検査プローブ&プライマー情報を共有し、WHOと関係国に感染情報を定期的に報告した。中国はASEAN〈東南アジア諸国連合〉、EU〈欧州連合〉、AU〈アフリカ連合〉、APEC〈アジア太平洋経済協力会議〉、カリブ共同体、上海協力機構〈SCO〉などの国際・地域機構ならびに韓国、日本、ロシア、米国、ドイツなどと、70回余りに及ぶ感染予防・抑制交流活動を展開した。国家衛生健康委員会は診療・予防抑制プランを作成して3種類の言語に翻訳し、世界180余りの国・10余りの国際・地域機構に分け与え参照・使用に供するとともにWHOと共同で「新型コロナ肺炎予防治療の中国の経験を国際社会に報告する会」を開催した。国務院新聞弁公室は武漢で2度にわたり英語で特別報告会を行い、関連の専門家と第一線の医療従事者を招いて中国の感染対策の経験とやり方を紹介した。中国メディアは「世界感染症立会診察室」、「世界感染対策中国プラン」などの欄を設け、各国が交流を進めるためのプラットフォームを設置した。中国のシンクタンクと専門家はさまざまな方式で対外交流を展開した。中国WHO専門家合同視察チームは北京・成都・広州・深圳・武漢などの第一線の感染予防・抑制業務を実地視察・調査し、中国の感染対策の努力と成果を高く評価した。

 (三)国際社会に人道援助を提供した。自らの感染予防・抑制が依然として巨大な圧力にさらされている状況下で、中国は迅速に行動を起こし、国際社会に力のおよぶ限りの援助を行った。WHOに2次計5000万㌦の現金援助を提供し、中国におけるWHOの個人用防護用品調達と物資備蓄庫設置に積極的に協力し、中国におけるWHOの「連帯対応基金」の資金集めに積極的に協力し、WHOが発起した「新型コロナ肺炎予防・抑制の新しいツールの開発・生産・公平な取得を加速させるためのグローバルな協力」イニシアチブに参加した。対外医療援助を積極的に展開し、5月31日までに27の国に29組の医療専門家チームを派遣し、150の国と四つの国際機構に感染対策援助をすでに提供するか提供しつつある。また56の国に長期派遣している海外援助医療隊を指導して派遣先の感染予防・抑制業務に協力させ、派遣先の民衆と華僑・華人に技術コンサルティングと健康教育を提供し、オンラインとオフラインの研修を400余り行った。さらに地方政府・企業と民間の機関、個人が各種のチャンネルを使い、150余りの国・地域と国際機構に感染対策物資を寄贈した。中国政府はつねに国内にいる外国人の生命と健康に関心を寄せ、新型コロナ肺炎に感染した外国人を一視同仁の態度で救護した。

 (四)感染予防物資の輸出を整然と展開した。中国は国内の感染予防・抑制需要を満たした上で、あらゆる手を尽くして各国の感染予防物資調達に力のおよぶ限りの支援と便宜を与え、需要ドッキング、商品調達、物流輸送、輸出通関などの方面の目詰まりを解消し、輸出の各段階を円滑にして、感染予防物資の輸出を整然と展開した。強力な措置をとって品質を厳しく管理し、秩序を整え、防疫用品海外市場参入情報指針を発表し、防疫物資市場と輸出品の品質監視を強化し、感染対策のために早急に必要な防疫物資を質量共に確保して国際社会に提供した。3月1日から5月31日までに、中国は200の国と地域に防疫物資を輸出した。内訳はマスク706億枚、防護服3・4億セット、ゴーグル1・15億個、人工呼吸器9・67万台、検査キット2・25億人分、赤外線体温計4029万台。輸出の規模は顕著な増加傾向にあり、関係国の感染予防・抑制を強力にサポートしている。1月から4月にかけて、中国と欧州を結ぶ貨物列車「中欧班列」の運行本数と発送貨物量は前年同期に比べそれぞれ24%と27%増え、感染対策物資が累計66万点輸送された。これは円滑な国際産業チェーンとサプライチェーンを維持し、感染対策物資の輸送を保障するうえで重要な役割を果たした。

 (五)国際研究交流協力を展開した。WHOとの意思疎通と交流を強化し、関係国と共に感染源の追跡、薬品、ワクチン、検査などの方面で研究交流と協力を展開し、研究データ情報を共有し、予防・抑制と救護の戦略を共同で検討した。科学技術省、国家衛生健康委、中国科学技術協会、中華医学会は世界の研究者が成果を発表し、検討を行うための「新型コロナウイルス肺炎研究成果学術交流プラットフォーム」を共同で立ち上げた。5月31日現在、104種類の定期刊行物、970本の論文と報告がオンラインされている。国家中医薬管理局はSCO善隣友好協力委員会と合同で「中国中西医結合専門家チームとSCO諸国病院の新型コロナ肺炎ビデオ診断会議」を開催し、また世界中医薬学会連合会と世界針灸学会連合会を指導して「中医薬感染対策世界生中継」、「国際感染対策専門家大講堂」などの活動を展開した。中国科学院は「2019新型コロナウイルスデータベース」を発表し、「新型コロナウイルス国家科学技術資源サービスシステム」、「新型コロナウイルス肺炎研究文献シェアプラットフォーム」を設置した。5月31日までに、三つのプラットフォームは世界37万人以上のユーザーに4800万近いダウンロード、ブラウジング、検索サービスを提供した。国際協力専門家データベースを設立し、関係国と共にワクチン研究開発・薬品研究開発などの協力を展開した。「一帯一路」〈シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード〉国際科学組織連盟(ANSO)の役割を十分に発揮させ、メンバー国間の新型コロナウイルス研究と新型コロナ肺炎治療についての科学技術協力を後押しした。中国の医療機関、疾病制御機関、科学者は「ランセット」、「ネイチャー」、「サイエンス」、「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」など国際的な有名学術誌で数十本のハイレベルな論文を発表して、新型コロナ肺炎の最初の患者の臨床的特徴のディスクリプション、ヒトからヒトへの感染のリスク、方艙医院〈臨時医療施設〉での経験、薬品研究開発の進展、ワクチンの動物実験結果などの研究の成果を適時に公開した。また関係国、WHO、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVIアライアンス)などと研究協力を進め、ワクチンの研究開発と薬品の臨床試験を加速した。

 三、全世界の感染対策における中国の基本的主張はどんなものか?

 感染が全世界に伝播・蔓延している状況は憂えるべきものだ。ウイルスの伝播・蔓延を阻止するにも、たえず悪化する世界的景気後退を防ぐにも、国際社会の連帯・協力が必要で、多国間主義の堅持、人類運命共同体の構築が必要だ。連帯と協力は国際社会が感染に打ち勝つための最も強力な武器である。今後の成否は今日の行動で決まる。中国は各国が緊急に行動を起こし、よりよく連帯し、全面的に協力を強化し、連合して感染と闘い、共に難局を乗り切るよう呼びかける。

 (一)共同予防・抑制の国際協力を効果的に展開する。感染に対応するには必ず各国が協同によって戦い、厳密な共同予防・抑制網をつくりあげなければならない。感染の発生以来、世界保健機関(WHO)は客観的で公正な立場を守り、積極的に職責を履行し、一連の専門的科学的効果的措置を講じて、世界の感染対策協力を指導、推進するために大きな貢献をした。中国は世界の感染対策でWHOが指導的役割を果たすことを強く支持し、国際社会がWHOに対する政治的支持と資金の投入を増やし、世界の資源を動員して感染の阻止戦に勝利するよう呼びかける。中国は、各国がWHOの指導と調整の下で、科学的合理的な、協同・共同行動による予防・抑制措置を講じ、医療陣と重要物資を科学的に配置し、防護、隔離、検査、治療、追跡などの重要分野で強力な措置をとり、同時に情報共有と経験交流を強化し、検査方法、臨床治療、ワクチン・薬品研究開発の国際協力を繰り広げ、各国の科学者によるウイルスの発生源と感染経路の全世界的科学研究を引き続き支援するよう主張している。中国は、20カ国・地域グループ(G20)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、ブリックス諸国(BRICS)、上海協力機構(SCO)などの多国間メカニズムがメカニズム内の対話・交流と政策協調の度合いを強め、G20のメンバーがG20首脳特別サミットでのコンセンサスを確実に実行に移すよう呼びかける。共同予防・抑制の国際協力では、大国が責任を負い、度量を示し、進んで行動することが極めて重要だ。中国は米国を含む各国との交流・協力を強化し、感染症の挑戦に共同で対応、特にワクチンや特効薬の研究開発、生産と配布で協力を進めて、ウイルスの伝播の遮断にしかるべき貢献をすることを願っている。

 (二)感染症が世界経済にもたらす影響に協力して対応する。感染症の世界的伝播・蔓延で、人の移動、国境を越えた通商・貿易活動が阻害され、金融市場が激しく揺れ動き、グローバルな産業チェーン・供給チェーンが二重の打撃を受けており、世界経済の大きな後退は避けられず、国際社会が連携して世界経済を安定、回復させることがどうしても必要だ。中国は各国と共に、感染の予防・抑制を強化すると同時に、日増しに高じる世界の景気後退に揃って対応し、マクロ経済の国際的政策協調を強化し、グローバルな産業チェーン・供給チェーンの安定、安全と円滑さを共同で守ることを願っている。新型コロナウイルス肺炎の流行は経済グローバル化の形態を変えたが、グローバル化の発展という大勢は変わっておらず、「切り離し」「壁の構築」「脱グローバル化」を進めれば、世界を分断することになり、自国を守るのも難しい。中国は、各国が引き続きグローバル化を推し進め、世界貿易機関(WTO)を土台にした多国間貿易体制を守り、関税の減免、障壁の除去、貿易の円滑化によって、グローバルな産業チェーン・供給チェーンを安全かつ円滑にすることを主張している。同時に、強力で効果的な財政・金融政策を実施し、金融規制の協調を強め、金融市場の安定を守ること、そして世界的な金融危機を誘発して世界経済を大規模、長期間の不況に陥らせるのを防止することを主張している。中国は引き続き国際市場に防疫物資、原料薬、生活必需品などの産品を供給し、改革・開放を揺るぎなく拡大し、輸入を積極的に拡大し、対外投資を拡大し、各国の感染症との闘いと世界経済の安定により大きく貢献するだろう。

 (三)感染症への対応能力が弱い国・地域に援助を提供する。アジア、アフリカ及びラテンアメリカ地域の発展途上国、特にアフリカ諸国は公衆衛生システムが弱く、感染がもたらす厳しい挑戦に自力で対応するのが難しく、その感染予防・抑制能力と水準の向上を助けることは全世界の感染対策の重点中の重点である。中国は、国連、WHO、国際通貨基金(IMF)、世界銀行など多国間機関がアフリカ諸国に必要な緊急援助を提供するよう、また先進諸国が発展途上国特にアフリカ諸国により多くの物資、技術、人的支援を提供し、全世界的感染対策の中で、より多くの責任を担い、より大きい役割を果たすよう呼びかけている。中国はG20の債務返済猶予イニシアチブに積極的に参加しこれを実行に移しており、発展途上国関連の77の債務返済一時停止をすでに発表した。50余りのアフリカ諸国とアフリカ連合(AU)への医療援助物資引き渡し、七つの医療専門家チーム派遣を踏まえて、中国はアフリカの感染対策支援度を一段と強め、引き続きアフリカ諸国にできるかぎりの支援を提供し、差し迫って必要な医療物資を援助し、医療技術協力を繰り広げ、もっと多くの医療専門家チームと作業チームを派遣し、アフリカ諸国の感染予防・抑制能力と水準の向上を助ける。中国は国連の人道対策プランに支援を提供する。

 (四)スティグマ化と感染症の政治化に断固反対する。新型コロナウイルスが人間の生命と健康に与える重大な脅威を前にして、当面の急務は連帯・協力し、感染に打ち勝つことである。人類の共通の敵はウイルスであって、特定の国、特定の人種ではない。中国は国際社会が一層団結し、偏見と傲慢を捨て、自己中心や責任の押しつけを排除し、スティグマ化と感染の政治化に反対し、連帯、協力、責任、行動の精神によって全世界の人民を世界的感染対策の勝利に導くことを呼びかける。中国はウイルスの被害国で、世界的感染対策の貢献国でもあり、非難ではなく公正な扱いを与えられるべきである。中国は感染症の初期から国際社会に明瞭で明確な情報を発信した。一部の国はこれらの情報を無視して感染への対応と生命の救助のための時間を無駄にしたのに、中国のせいで「遅れ」たと言っているが、まったく「罪を着せようと思えば口実は幾らでもある」とはこのことだ。中国はつねに公開性、透明性、責任性の原則を堅持して適時〈タイムリー〉に国際社会に感染情報を公表している。中国は感染情報と死者の数を隠した、といわれもなく非難するのは、14億の中国人民、ウイルスに命を奪われた死者、中国の数百万の医療従事者に対して非常に失礼なことであり、中国はこれに断固反対する。新型コロナウイルスは人類にとって未知の新しいウイルスであり、ウイルスの起源をたどることは科学の問題であって、科学者と医学専門家が研究を進め、事実と証拠に基づいて科学的結論を出す必要がある。責任転嫁によって自身の問題を覆い隠すのは、無責任であるとともに非道徳的でもあり、中国はいかなる濫訴や賠償請求も決して受け入れない。感染の世界的伝播・蔓延を受けて、中国が国際社会に可能なかぎりの援助を提供したのは、中国人民が律儀で人情が厚いから、他国の人民が感染の苦難に遭っているのをわがことのように思っているからで、災難を前に同舟相救う人道主義の精神から、大国の責任と度量からであって、絶対に中国モデルの輸出ではなく、ましていわゆる地政学的利益を求めるものなどではない。

 (五)全人類に恩恵の及ぶ、高効率で持続可能な世界的公衆衛生システムの整備と充実を図る。人類の発展史はウイルスとの闘争史でもある。目下、世界の公衆衛生ガバナンスには諸々の弱点があり、世界的感染症共同予防・抑制の仕組みはまだまだ形成されておらず、国際的公衆衛生資源は非常に欠乏しており、脱グローバル化の高まりで世界の公衆衛生システムは一層脆弱になった。人類は最後には感染症に打ち勝つだろうが、公衆衛生上の重大な緊急事態は人類にとってこれが最後ではない。中国は、各国が今回の感染症を鑑に、教訓を汲み取り、危機を好機に変え、卓越した政治的遠見と強く責任を負う精神で、生命至上、地球一体、平等・尊重、協力・相互援助を堅持し、世界の公衆衛生安全の長期的な資金調達の仕組み、脅威の監視・警戒と共同対応の仕組み、資源備蓄や資源配分システムなど協力の仕組みを作り整えて、全人類に恩恵が及ぶ、高効率で持続可能な世界的公衆衛生システムを整備し、全人類の生命と健康を保障する堅固な防衛線をしっかり築き、人類の衛生健康共同体を構築するよう呼びかけている。中国は世界的な感染が制御された後、客観性・公正性の原則と科学的専門的態度を堅持して、全世界の感染対応活動を全面的に評価し、経験を総括し、足りないところを補うことを支持する。中国は、人類の発展を考え、子子孫孫のために、各国が直ちに行動を起こし、きっぱりとした措置を講じて、人類に対するウイルスの現実的、潜在的脅威を最大限取り除くことを主張している。中国は責任ある大国として、つねに人類運命共同体の理念を守り、衛生健康分野の国際協力を積極的に推し進めこれに参加し、習近平主席が第73回世界保健総会(WHA)テレビ会議開幕式で打ち出した六つの提案と五つの措置を真剣に実行に移して、地域と世界の公衆衛生の安全を守り、人類の衛生健康共同体構築のために一層大きく貢献している。

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