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中国大使館が5月の定例記者会見
2017/06/08
 

    6月1日、在日中国大使館の報道官を務める張梅・参事官は5月の定例記者会見を行った。日本の各主要メディア、ネットメディア、在日中国語メディアの記者30人余りが出席した。

 

    「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)国際協力サミットフォーラムについて、張参事官は次のように説明した。5月14、15の両日、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが北京で成功裏に開催された。テーマは「国際協力を強化し、『一帯一路』を共に建設し、ウィンウィンの発展を実現する」。今回のサミットフォーラムは「一帯一路」の枠組みの下での最高ランクの国際活動で、29カ国の国家元首、政府首脳が出席し、130余カ国と70余りの国際組織の代表1500人余りが参加し、5大陸の各大地域をカバーしており、各方面の反響が大きかった。

    張梅氏はさらに次のように述べた。「一帯一路」の重大イニシアチブは習近平主席が2013年秋に打ち出したもので、この4年間に、世界の100余りの国と国際組織が「一帯一路」建設を積極的に支持し、これに参加し、国連総会、国連安全保障理事会などの重要決議にも「一帯一路」建設の内容が盛り込まれている。現在、「一帯一路」建設は徐々に理念から行動に転化し、ビジョンから現実に変わりつつあり、建設の成果が豊かである。第一に、政策コミュニケーションが絶えず深化している。中国はこれまでに40余りの国および国際組織と協力取り決めを結び、30余りの国との間で仕組み化された生産能力協力を進めている。第二に、インフラのコネクティビティー(連結性)が絶えず強化されている。中国・パキスタン、中国・モンゴル・ロシア、新ユーラシアランドブリッジなどの経済回廊をけん引役として、複合型のインフラネットワークが形成されつつある。第三に、貿易の円滑化が絶えず向上している。2014年から2016年までの間における中国と「一帯一路」沿線国の貿易総額は3兆ドルを超える。第四に、資金の融通が絶えず拡大している。中国は参加する国や組織と多様な形式の金融協力を進め、「一帯一路」金融協力ネットワークは一応の規模が備わっている。第五に、民心の通い合いが絶えず促進されている。参加国は科学、教育、文化、衛生、民間往来などの分野で幅広い協力を繰り広げている。

    張梅氏は次のように表明した。中国は今サミットフォーラムの主催国で、その目的は共通認識(コンセンサス)を一段と凝集し、発展戦略のドッキング(結合)を強化し、パートナーシップを深め、国際協力を推し進め、互恵ウィンウィンを実現することにある。今フォーラムは世界経済の発展、中国自身の発展および「一帯一路」建設がいずれもカギとなる段階に差し掛かる背景の下で開かれ、外部に対し、各国が力を合わせて「一帯一路」の国際協力を推進し、手を携えて人類の運命共同体を構築するとの前向きのシグナルを発した。関係各国は「『一帯一路』国際協力サミットフォーラム円卓サミット会議共同コミュニケ」を採択するとともに、「一帯一路」国際協力サミットフォーラム成果リストを発表した。今フォーラムは豊かな成果を上げ、ハイライト(注目点)が次々と現れており、所期の目標が滞りなく達成された。概括すると、それは主に次の幾つかの面に体現されている。

    第一に、今後の「一帯一路」の協力方向を一段と明確にした。習近平主席はサミットフォーラムで重要演説を行い、共に協議、建設、享受する方針をしっかりと堅持し、政策コミュニケーション、インフラ・コネクティビティー、貿易の円滑化、資金の融通、民心の通い合いを共同の努力目標にし、「一帯一路」を平和、繁栄、開放、革新(イノベーション)、文明の道に築き上げなければならないと指摘した。われわれは協力・ウィンウィンを核心とする新しい型の国際関係を築き、対抗せず対話をし、同盟を結ばず仲間になるというパートナーシップを作り上げなければならない。発展という根本的問題に焦点を当て、経済回廊建設を着実に推進し、コネクティビティーと産業協力を深化させ、金融保障システムを充実させる。開放的な協力プラットホームを作り、開放、包摂、恩恵、均衡、ウィンウィンの経済グローバル化を進める。革新駆動型発展とグリーン発展を堅持し、重層的な人文(人と文化)協力の仕組みを確立し、より多くの民生プロジェクトを建設し、社会の包摂的発展を促す。

    第二に、「一帯一路」建設の具体的なロードマップを作成した。サミットフォーラム期間中、中国は参加各国・国際組織と全面的な政策ドッキングを進め、数十の協力文書に調印し、今後の一時期における重点的な分野と道筋を確立した。「一帯一路」の壮大な青写真がはっきりと目にすることのできるロードマップに転化しつつある。まさに習近平主席が円卓サミット会議で述べたように、中国が各国および地域機構と進めた発展計画のドッキング調整は、「1プラス1が2より大きくなる」効果を生むことになろう。

    第三に、「一帯一路」で実施される一群の重点プロジェクトを確定した。サミットフォーラム期間中およびその直前に、各国の政府、地方、企業などは一連の協力コンセンサス、重要措置および実務的成果について合意するとともに、サミットフォーラムというプラットホーム(場)を通じ、ずっしりと重みのある成果リストを作り上げた。リストは主に政策コミュニケーション、インフラ・コネクティビティー、貿易の円滑化、資金の融通、民心の通い合いという5大分類をカバーし、計76大項目、270余項目の具体的成果が盛り込まれている。その中には長々とした協力プロジェクトリストが含まれており、これは「一帯一路」協力の分野がますます広くなり、協力の度合いが深まっていることを示すものだ。

    これと同時に、中国は「一帯一路」の提唱国、フォーラムの主催国として、政策や発展戦略のドッキング、経済回廊の建設推進、大型プロジェクトの協力強化、資金支援強化などの面で多くの新しい措置を打ち出し、「一帯一路」共同建設への責任感と決意を現した。習近平主席は▽シルクロード基金の資金を1000億元追加する▽金融機関の人民元海外ファンド業務を奨励し、約3000億元の規模を見込む--などを発表した。これらの資金は企業を主体に、市場化運用を貫いて、「一帯一路」建設のためにより堅実な投融資支援を提供することになろう。

    張梅氏は次のように説明した。今回のサミットフォーラムではさらに次の五つの重要な共通認識が得られた。①「一帯一路」建設の協力を後押しすることに尽力し、手を携えて世界経済が直面する挑戦(課題)に対応する。②経済分野の政策協調と発展戦略のドッキングを支持・強化し、協同連動発展の実現に努力する。③コネクティビティーを重点とし、各分野の実務協力で絶えず新たな成果が得られるよう後押しする。④各国民間往来の架け橋を築き、人文協力・交流を拡大し、人の行き来を便利にする。⑤「一帯一路」建設は開放・包摂の発展プラットホームであり、各国はみな平等な参加者、貢献者、受益者であると確信する。

    張梅氏は次のように表明した。各国はサミットフォーラムをプラットホームとして実務協力を推進し、一連の前向きの成果を得た。習近平主席は、中国は2019年に第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムを開催すると発表した。「一帯一路」建設を推進し、世界経済が現在直面している課題に共に対応することは、われわれの共通の利益に合致する。われわれが「一帯一路」建設の見通しについて十分な自信を持つことには理由があるのだ。同時に、「一帯一路」建設は長期のエンジニアリングで、前方の道はまだ長く、各国が手を携えて協力し、着実な成果を絶えず収めていく必要がある。各国の共同の努力の下で、「一帯一路」は必ず平和の道、繁栄の道、開放の道、革新の道、文明の道に築き上げることができると信じている。

    張梅氏は次のように説明した。このたび自民党幹事長の二階俊博先生が日本側代表団を率いて訪中し、サミットフォーラムに出席するとともに、習近平主席に安倍首相の親書を直接手渡した。習近平主席は二階幹事長と会見した際、両国の指導者が合意した政治的共通認識を再確認することを踏まえ、世界の主要経済体(エコノミー)として、中日両国は経済グローバル化推進、貿易自由化推進などの面で共通の利益を有していると明確に表明した。「一帯一路」イニシアチブは中日両国の互恵協力と共同発展を実現する新たなプラットホームおよび「試験田」とすることができ、日本が中国と共に「一帯一路」建設の枠組み内での協力展開を検討することを歓迎する。中国は双方が東アジアの急速な発展と各国による「一帯一路」の共同建設という歴史的チャンスをしっかりとつかみ、共に努力してアジアの投資・貿易、財政・金融、インフラなど幅広い分野の互恵協力を強化し、各自の発展を実現すると同時に、両国関係の持続的な安定と改善を後押しし、地域ひいては世界の平和と繁栄のために貢献することを期待している。

    張梅氏はさらに近く来日公演が行われる中国オペラ「鑑真東渡」について説明し、江蘇省演芸集団が創作し、リハーサルを重ねてきた大型叙事詩オペラ「鑑真東渡」が7月に東京と大阪で公演されると表明した。このオペラは鑑真和上が日本の遣唐僧(栄叡ら)の招きに応じ、6回にわたって船出し、あらゆる苦難を経てついに日本に到達し、唐招提寺を建立し、仏法を広め、唐の文化を伝えた故事を描いたもの。このオペラは昨年12月に東京、奈良、京都などで公演が行われ、各界の好評を博した。中日国交正常化45周年を記念するため、「鑑真東渡」が今年日本で再演されることになった。各主要メディアもこれに注目していただきたい。

    このほか、張梅氏はさらに楊潔チ(竹かんむり+褫のつくり)国務委員の訪日、朝鮮半島問題、中日関係および日本の公民が犯罪容疑により中国で拘束されたことなどについて記者の質問に答えた。

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