ホームページ 大使館案内 中日関係 経済協力 科学技術協力 文化交流 領事業務 教育と留学生交流 中国紹介 メディア案内 中国出入国関連情報 日本見聞
薛剣公使級参事官,「薮中塾」公開講座で講演
2017/03/02
 

    2月25日、駐日中国大使館の薛剣・公使級参事官は招かれて大阪に赴き「薮中塾」の公開講座に出席し講演を行った。これには「薮中塾」の薮中三十二塾長および塾生32人、地元の大学生、市民ら130人余りが出席した。

    薛参事官は講演の中で現在の国際・地域情勢と中日関係に対する考えを述べ、中国経済の発展ぶりを紹介するとともに次のように指摘した。現在は国際秩序の大きな変革期にあり、さまざまな不安定・不確実性が高まり、既存の仕組みや体制が疲労を起こしているが、平和と発展はなおも時代のテーマである。各国は混乱の中で主流、支流、逆流をはっきり区別し、混乱の中で定力(ぶれない力)を保ち、変化の中でチャンスをつかむべきだ。

    薛参事官は次のように強調した。東アジアにはまだいくつかの矛盾・意見の食い違いがあるが、大多数の国は発展を第一に据えており、東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体の設立が地域協力を新たな段階に押し上げ、地域全体の発展は重要な歴史的チャンスを迎えている。当面の急務は各国が問題を適切に管理し、同時に東アジア地域包括的経済連携協定(RCEP)と中日韓自由貿易協定の交渉を加速させ、できるだけ早く東アジア経済圏を確立することである。中国は引き続き親善、誠実、互恵、包摂の周辺外交理念を実践し、善隣友好協力関係を推し進め、周辺国とのウィンウィン・共有の実現のために尽力する。中国はもっと多くの国の一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)建設参加を歓迎する。

    薛参事官は次のように表明した。世界経済が低迷する中で、中国経済の成長は依然として世界の先頭にあり、集積するエネルギーもかつてないものだ。現在中国経済は一定の下振れ圧力に直面しているが、中国はこれまで数々の困難を克服したからこそ、こんにち世界第2の経済体(エコノミー)になれたのであり、われわれは前進の中でぶつかるさまざまな問題や矛盾の解決に自信を持っている。中国はいま「四つの全面的(小康社会の全面的実現、改革の全面的深化、法に基づく国家統治の全面的推進、全面的な厳しい党管理)」の戦略的配置を進め、革新(イノベーション)、協調、グリーン、開放、共有の理念の導きの下で、経済の中高速成長を維持し、ミドルハイエンドの水準へ突き進んでいる。

    薛参事官は次のように指摘した。中日関係は現在重要な歴史的転換期と過渡期を迎えている。双方は既存の矛盾や問題を適切に処理するとともに、長期的な視点に立ち、戦略的な計画立案を強化して、これまでの基礎の上に、より高いレベルでの新たな枠組み作りを模索し、両国関係の長期的で健全な安定した発展をはかる必要がある。このため、初心を忘れず、中日の四つの政治文書の精神を基に、歴史、台湾などの問題を適切に処理し、両国関係の政治的基礎をしっかり固め、政府間の対話と危機管理を強化し、国民の交流を強力に促し、共通の利益を絶えず広げていくべきだ。

    薛参事官はまた、日本側の質問を受けて、東海、南海、軍事安全保障、朝鮮の核問題、中米関係、メコン川協力問題などにおける中国の政策・立場を説明した。

* * * * * * * * * * * * * * *

    「薮中塾」は薮中三十二元外務事務次官が2013年12月に設立した。インタラクティブな交流を通じて国際的人材を養成することが目的。関西の大学生、大学院生から塾生を募って、定期的に活動を行い、毎年2月に公開講座を開催している。

推荐给朋友
  印刷 全文印刷