5月20日、程永華駐日大使は東京で開催された第20回「日経アジア賞」の表彰式に出席し、受賞者に祝意を表するとともに、各分野におけるアジアの発展への寄与に感謝の言葉を述べた。これには科学技術処の阮湘平公使級参事官、新聞処(報道部)の何振良公使級参事官が同席した。
中国科学院高能(高エネルギー)物理研究所の王貽芳所長はニュートリノ研究分野での目立った貢献により、今回、日経アジア賞の科学技術・環境部門で受賞となった。王所長は大亜湾ニュートリノ国際プロジェクトを計画するとともに主宰し、2012年3月にニュートリノの「最後の未知」とされる新たなニュートリノ振動型の測定に成功した。この成果は近年のニュートリノ物理学界の里程標的発見と称えられている。
「日経アジア賞」は日本経済新聞社が1996年に創設したもので、経済と産業、科学技術と環境、文化と社会の3部門でアジアの持続可能な発展に貢献した各国(日本は含まず)の人に贈られている。これまでに湖南雑交(交雑)水稲研究センターの袁隆平主任や中国科学院南京土壌研究所の趙其国所長、北京基因組(ゲノム)研究所の楊煥明主任、中国科学院病原微生物・免疫学重点実験室の高福・主任ら中国の科学者が科学技術分野で受賞している。
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