汪文斌報道官「米フォート・デトリック基地とノースカロライナ大学にコロナ発生源調査を」
2021/08/30

 中国外交部の汪文斌報道官は新型コロナウイルスの発生源を巡る問題について記者の質問に答えた。一問一答次の通り。

 中国中央電視台(CCTV)記者:中国の駐ジュネーブ国際機関代表部がこのほど世界保健機関(WHO)事務局長に書簡を送り、米フォート・デトリック基地とノースカロライナ大学に関する二つの非紙媒体文書、さらに中国のネットユーザーが署名したフォート・デトリック基地の調査を要求する公開書簡を手渡したが、中国の立場について詳しく説明していただきたい。

 汪文斌報道官:8月24日、中国の陳旭・駐ジュネーブ国際機関代表部大使が新型コロナウイルス発生源追跡問題でテドロスWHO事務局長に書簡を送り、「フォート・デトリック(米陸軍伝染病医学研究所)の疑問点」「ノースカロライナ大学バリック・チームのコロナウイルス研究状況について」という二つの非紙媒体文書と2500万以上の中国のネットユーザーが署名したフォート・デトリック基地の調査を要求する公開書簡を手渡した。

 新型コロナウイルス発生源追跡問題に対する中国の立場は一貫し、明確である。発生源追跡は科学の問題で、中国は常に科学的追跡を支持し、継続して参画している。中国とWHOの共同研究報告が出した国際社会と科学界が認める結論と提案が尊重され、実施されるべきで、今後の世界中での追跡の取り組みもこれを踏まえて進めるべきで、そうするしかない。

 武漢ウイルス研究所はこれまでに2度、WHO専門家チームを受け入れ、新型コロナウイルスがここから流出することは極めて不可能とされた。これは中国・WHO共同研究報告の明確な結論である。関係方面が実験室からの流出を排除できないとあくまで考えるなら、公平、公正の原則に基づき、米国のフォート・デトリック基地とノースカロライナ大学を調査すべきだ。

 国際社会と米国民はフォート・デトリック基地の関係の活動が非合法、不透明で、安全でないことに早くから深刻な懸念を抱いている。この基地は米国のバイオ軍事利用活動の大本営であり、米陸軍伝染病医学研究所がその最も主要な実体である。研究所は長期間、コロナウイルスの研究、改造に従事し、2019年の重大安全事故発生後に閉鎖された後、米国内で新型コロナ肺炎の症状によく似た疾病が爆発的に発生した。こうした問題に対し、米国はこれまで国際社会と米国民に説明していない。

 米国は一貫して武漢ウイルス研究所の研究が新型コロナウイルス肺炎を引き起こしたと中傷しているが、実際のところ米国こそ世界のこの研究の最大の資金提供者であり、実施者である。特にノースカロライナ大学バリック・チームはそうした研究の権威で、早くから極めて成熟したコロナウイルスの合成・改造能力を備えている。バリック・チームとその実験室を調査すればコロナウイルスの研究があったか否か、新型コロナウイルスができるか否かを完全にはっきりさせることができる。

 われわれは米国が発生源追跡問題を利用した政治操作をやめるよう促す。米国があくまでも実験室からの流出論に固執するなら、まずWHOを招いてフォート・デトリックとノースカロライナ大学で発生源追跡調査を行うべきだ。同時にわれわれは国際社会が共に努力し、発生源追跡を政治問題化する逆流を阻止し、科学的、協力的な正しい軌道に戻すことを希望する。