王毅氏「新型コロナ発生源だけでなく,政治ウイルス発生源の追跡も必要」
2021/08/13

 7月25日、王毅・国務委員兼外交部長は四川省成都でフィンランドのハービスト外相と共同記者会見を行い、その中で新型コロナウイルスの発生源追跡問題について、一握りの国が中国を中傷していることをどう見るかとの質問に次のように答えた。

 ウイルス発生源追跡は厳粛な科学の問題だ。科学者が発生源を研究、解明し、将来のリスクをよりよく防ぐようにしなければならない。私が今回会った外相はみなこれに賛同し、発生源追跡が政治的に操作されてはならず、特定の国を非難するためではなく、さらに国際社会を分裂させるものであってはならない。われわれは団結してはじめて、ウイルスを真に打ち負かすことができる。

 しかし、われわれが目にしているのは、米国が昨年からウイルスを公然と「武漢ウイルス」と称し、さらに世界保健機関(WHO)から強硬離脱し、当初から今回の感染症を政治問題化し、ウイルスで汚名を着せ、発生源追跡を手段にし、さらには科学者の苦労を重ねた研究を無視し、情報手段をかわりに使い、いわゆる発生源追跡を進め、推定有罪の「研究所からの流出論」をでっち上げているというものである。米国の目的は非常に明確だ。つまり自らの感染症対策の不備の責任を転嫁し、他国を中傷し、抑圧するという政治目的を達することだ。人類の感染症との闘いの歴史にこの醜悪な1ページを記す必要がある。

 中国は一貫してオープンな態度で国際的発生源追跡協力に参加している。われわれはこれまでに2回、WHOの専門家を招き、発生源追跡共同研究を行い、そのために極めて大きな努力を払った。専門家は行きたいと思うところにすべて行き、会いたいと希望する人とすべて会い、「研究所からの流出は極めて不可能」との科学的結論を出し、また「世界的範囲で可能性のある早期症例を捜索する」、「コールドチェーンによるウイルス感染の可能性を研究する」などの重要な提案をした。次の段階の発生源追跡の取り組みは当然、これを基礎に継続し、広げるべきで、世界の多くの国、多くの場所の研究で各種早期症例が見つかっている。数日前、中国の医学専門家、科学研究専門家による記者会見で、事実とデータを用いて一連のデマを暴き、科学的態度で中国の厳正な立場を表明した。

 新型コロナウイルスの発生源を追跡すべきであり、また政治ウイルスの発生源も追跡すべきだ。先ごろ、WHO事務局は加盟国の討議のために提出した第2段階発生源追跡計画は科学者の目を疑わせるもので、第73回WHO総会決議の要求から逸脱し、さらには第1段階の共同研究報告の結論と提案を無視している。見たところ、米国はWHO復帰も、思いは国際的防疫への参加にはなく、WHOを利用して各種政治ウイルスをまき散らし続けることのようだ。いかなる活動計画も真にウイルスを突き止めるものでなく、中国を中傷する計画であるなら、独立主権国家として、中国は受け入れないし、受けいれることはできない。中国だけでなく、これまでに60近い国がWHOに書簡を送り、第1段階の研究成果を認め、発生源追跡の政治問題化のたくらみに反対している。

 発生源追跡問題でわれわれは中傷するのではなく、協力すべきだ。うそを言うのではなく、真相を解明しなければならない。政治的操作ではなく、科学を尊重しなければならない。中国はオープン、透明、科学、協力の精神を堅持し、世界中でのウイルス発生源追跡協力を引き続き支持し、参加する。