馬朝旭中国外交副部長,米情報機関のコロナ起源調査報告提出で談話発表
2021/08/30

 中国の馬朝旭外交副部長は8月28日、米情報機関が新型コロナウイルス発生源追跡に関する調査報告書を提出したことについて談話を発表し、「断固反対する」と表明した。談話内容次の通り。

 ▽米国の情報機関は先ごろ、いわゆる発生源追跡問題に関する調査報告書をでっち上げた。この報告は徹頭徹尾の政治報告、虚偽報告であり、科学性と信頼性が少しもない。米側はさらに声明を出し、中国を中傷し、攻撃した。中国は断固反対を表明するものであり、すでに米側に対し厳正な申し入れを行った。

 ▽われわれが何度も繰り返し述べているように、新型コロナウイルス発生源追跡は複雑な科学的問題で、世界の科学者が協力して研究を進めるべきであり、また、そうするしかない。しかし、米国は科学と事実を顧みず、政治的操作と情報機関による発生源追跡に執着している。彼らは確かな証拠を全く示さず、何度もうそを作り出し、中国のイメージを汚し、指弾している。彼らの目的は発生源追跡問題にかこつけて中国に責任を転嫁し、政治ウイルスをばらまくことにある。米国が情報機関を使って発生源の追跡を行うこと自体、追跡問題を政治化していることの動かぬ証拠となる。

 ▽米国は中国が発生源追跡問題で透明性を欠き、協力しないと非難しているが、これは全くのでたらめだ。中国は発生源追跡をめぐる世界の科学的協力を非常に重視し、これに積極的に参加しており、科学、開放、透明性の原則に基づき、世界保健機関(WHO)の専門家を相前後して2度中国に招き、ウイルス発生源追跡の研究を進めてきた。今年初め、国際機関と中国の権威ある専門家が合同チームを結成し、中国で28日間にわたる視察研究を行うとともに、中国WHO発生源追跡共同研究報告を発表し、専門的で科学的な権威ある結論が得られ、世界の発生源追跡協力のための良好な基礎が定められた。われわれは終始、科学的な発生源追跡を支持するとともに、引き続きこれに積極的に参加する考えだが、政治的な発生源追跡には断固反対する。

 ▽発生源追跡問題において、透明性を欠き、無責任で、非協力的なのはまさに米国だ。米国はいまだにフォート・デトリック生物実験室および海外にあるその200余りの生物実験基地などに対する国際社会の合理的な疑念に回答せず、真相を覆い隠し、責任逃れをしようとしている。米国には全世界に詳しく説明する責任と義務がある。

 ▽米国が発生源追跡問題で政治化を進めることは人心を得ず、国際社会の幅広い反対に遭っている。80余りの国はWHO事務局長に書簡を送り、声明を発表し、または照会するなどの方法により、発生源追跡問題を政治化することに反対し、中国WHO共同研究報告を守るよう要求した。100余カ国・地域の300余りの政党、社会組織、シンクタンクがWHO事務局宛てに発生源追跡の政治化に反対するとの共同声明を提出した。中国では2500万を超えるネットユーザーが米フォート・デトリック基地の調査を求める公開書簡に署名した。これらはいずれも人々の正義の声を反映している。

 ▽道を得れば助けは多く、道を失えば助けは少ない。われわれは米国に対し、発生源追跡を政治問題化することに活路はなく、発生源追跡での国際協力の雰囲気を悪化させ、団結して感染症に立ち向かう世界の行動を損なうのを直ちにやめ、科学的に発生源を追跡し、協力して感染症に立ち向かう正しい道に戻るよう再度厳しく申し渡す。