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胡錦涛主席、日本の福田康夫首相と会談〈詳報〉
2008/05/15

 

    胡錦涛国家主席は7日、東京で日本の福田康夫首相と会談した。両国の指導者は率直で友好的な雰囲気の中で、中日関係および共に関心を寄せる問題について率直で突っ込んだ意見交換を行い、幅広い共通認識に達した。胡錦涛主席は、中日関係はいま新しい歴史的スタート地点に立ち、さらなる発展への新たなチャンスを迎えており、双方は共に努力して戦略的互恵関係が全面的に発展する新たな局面を開くべきだと強調した。双方は、中日の長期的で安定した善隣友好関係を発展させることは両国と両国人民の根本的利益に合致し、アジアと世界の平和、安定、繁栄に重要な意義があるとの認識で一致した。

 中日関係について、胡主席は次のように表明した。中国と日本は一衣帯水の隣国同士である。両国人民は2000余年に及ぶ友好交流の歴史をもっている。両国の間には不幸な歴史もあった。歴史の経験が教えているように、中日両国は平和、友好、協力の道を歩まなければならず、これは両国と両国人民の根本的利益に合致した唯一の正しい選択である。中日両国の平和共存、子々孫々の友好、互恵協力、共同の発展はアジアと世界の平和、安定、繁栄にとっても極めて重要である。

 胡主席は次のように指摘した。中日関係が絶えず発展し、アジアと世界の情勢が大きく変化するのにともない、両国の共通の利益は絶えず広がり、担っている共通の責任も絶えず大きくなっている。全体をみると、中日関係はいま新たな歴史的スタート地点に立ち、さらなる発展への新たなチャンスを迎えている。双方は共に努力し、時機を逸することなく中日関係をより高い段階へ推し進めるべきだ。胡主席は次のような提案を行った。一、中日関係の政治的基礎を強化する。双方は「中日共同声明」など三つの政治文書の諸原則を固く守り、歴史を鑑とし未来に目を向ける精神にのっとって、歴史問題や台湾問題など重要で敏感な問題を適切に処理し、両国関係の政治的基礎を守るべきだ。二、戦略的相互信頼を強める。双方は相互に長期的な協力相手とみなし、相手側の平和的発展を支持し、相手側の重大な関心事に配慮し、対話と協議を通じて意見の食い違いを適切に処理すべきだ。三、互恵協力を深める。双方は経済の相互補完性という強みを十分に生かし、新しい重点協力分野と協力の目玉をつくり、経済貿易協力の量から質への飛躍を実現し、中日関係を発展させる物質的基礎を強固にすべきだ。四、両国の国民感情を増進する。双方は中日関係の長期的な発展に着目して、複数のレベル、ルート、分野の人的交流を長期的に進め、両国人民、特に青少年の相互理解と友好的感情を深め、中日友好の社会的基礎を強固にすべきだ。五、各分野の協力の仕組みを作り、整える。双方は政府、政党、立法機関、経済、文化、防衛各分野における交流と協力の仕組みを絶えず整備し、両国関係の長期的、健全で、安定した発展のための枠組みを築き、中日関係を発展させるための強力な制度的保障を与えるべきだ。六、国際・地域問題での協力を拡大する。双方はアジアを重点に戦略的協調と協力を強化し、手を携えて北東アジアの平和の仕組みづくりとアジア地域の協力を推進し、アジア振興のため共に力を尽くし、地球規模の挑戦(試練)に共同で対応すべきだ。

 福田首相は日中平和友好条約締結30周年に当たって日本を公式訪問した胡錦涛主席を熱烈に歓迎し、中国側と共に努力し、今回の訪問を契機に、両国関係を引き続き発展させていきたいと表明した。さらに次のように指摘した。日中の友好交流には2000年余りの歴史があるが、両国の間に問題が生じたこともある。重要なのは、日中双方、特に両国の指導者が大局に立って両国関係を発展させるための道を確認し、信念を貫き、両国関係を発展させるため着実に努力を重ねることである。

 福田首相は次のように表明した。日中両国はアジアさらには世界の平和と発展のために努力する責任がある。そこで双方は理解を増進し、相互信頼を深め、協力を強化すべきだ。日本側は中国政府と人民による調和社会建設の努力を評価しており、引き続き中国との協力を進めていきたい。日本側は北京五輪の成功を強く期待しており、全力で協力したい。

 胡主席は両国の交流と協力の拡大について以下の重要な提案を行った。一、ハイレベルの往来を維持する。双方で指導者の定期相互訪問の仕組みをつくり、同時に国際的な多国間の場での会談を維持する。二、経済貿易、科学技術協力を促進する。ハイレベル経済対話制度を強化、充実させ、技術貿易とイノベーションの協力を強化し、中小企業協力を進め、知的財産権保護分野の経験を交流し、原子力平和利用協力を推進する。三、環境保護協力を促進する。水質汚染対策や省エネ・排出削減技術分野の交流と協力を強化し、循環型都市に関する協力を拡大する。四、人的交流を拡大する。中日平和友好条約締結30周年を契機に、人的交流を強力に推進し、青少年交流の長期的仕組みをつくり、文化センターを早期に相互開設する。五、防衛交流を強化する。防衛部門によるハイレベルの相互訪問を強化し、複数レベルの防衛交流・協力を拡大する。福田首相はこれに賛意を表した。両国の指導者はさらに、今後も協力を強化し、日本の遺棄化学兵器の実質的廃棄作業を早期に開始し、気候変動への対応、朝鮮半島の非核化実現、東アジア協力の促進、アフリカの発展への支援などの面で協力を強化することで合意した。

 会談終了後、胡主席と福田首相は戦略的互恵関係の全面的推進に関する共同声明に署名した。

 これらの行事には、令計劃中国共産党中央書記処書記・中央弁公庁主任、王滬寧党中央書記処書記・中央政策研究室主任、戴秉国国務委員が参加した。

(東京5月7日発新華社)

 



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