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胡錦涛主席、日本の記者の共同取材を受ける
2008/05/15

 

 胡錦涛国家主席は訪日を前に4日、北京の人民大会堂で日本の北京駐在メディア16社の記者の共同取材を受けた。

 胡主席はまず日本のメディアを通じ、日本人民に心からのあいさつと祝福の言葉を述べた。胡主席は、今回の日本訪問がちょうど、春うららかに花が咲く時期で、暖春の旅と言えると強調し、両国人民の間に、常に春のような温かい友情があるよう心から願っているとし、さらに次のように述べた。

▽今年は中日平和友好条約締結30周年にあたる。この30年間、双方の共同の努力で、各分野の交流・協力が大きな成果を収め、両国人民に実益をもたらし、アジアと世界の平和、安定、繁栄に重要な貢献をした。実践が十分証明しているように、長期の安定した中日善隣友好関係を発展させることは両国と両国人民の根本的利益にかなっている。

▽今回の訪日の目的は、相互信頼を増進し、友誼を強め、協力を深め、将来の計画を立て、中日の戦略的互恵関係を全面的に推進することである。天皇陛下と会見し、福田康夫首相と両国関係の発展や共に関心を寄せる問題について突っ込んだ意見交換を行い、日本各界の人々と広く接触することを楽しみにしている。双方の共同の努力で、今回の訪問は必ず所期の成果を収めることができると信じている。

▽(両国人民の相互理解と友情の増進について)中国と日本は一衣帯水で、海一つ隔てただけだ。両国人民には2000年余りの友好交流の歴史がある。中日友好は両国人民の幅広い支持と擁護を受けている。これは中日友好事業発展の確固とした基礎である。国と国との関係が発展する過程で、一部の矛盾や問題が生じるのは避けがたく、一部見解が異なるのは正常なことである。重要なのは双方が率直、誠実に相対し、友好的に交流し、小異を残して大同につき、共に両国人民の友好を促し、両国関係の発展という大局を共に守ることである。

▽両国人民の友好的感情を増進する最も有効な方途は両国人民、特に青少年の友好交流を絶えず強化し、接触・交流の中で理解を増進し、友情を深めて、平和共存、子々孫々の友好、互恵協力、共同の発展を両国人民の固い信念とすることである。

▽(日本人に対する印象について)1984年に私は訪中した日本の青年3000人の接遇にあたった。85年には中国の青年200人を率いて訪日した。98年、再び訪日した。私は北京で日本からの客人にいつも会っている。そのため政治家、企業家、芸術家、民間友好人士など多くの人と友人になった。そうした人々との交流を通じて、日本人民は温かく友好的で、勤勉で賢く、忍耐強いという深い印象を持っている。日本人民は中国人民同様、両国が友好的に付き合うことを希望していると深く感じている。今回の訪問で古い友人と会い、もっと多くの友人と知り合うことを希望している。

▽(北京五輪について)北京五輪は世界のスポーツの祭典で、中国人民のものだけでなく、アジア各国人民さらには世界各国人民のものである。北京五輪を成功させるには、まず団結、友情、平和の五輪精神を発揚し、五輪運動の普及と発展をはかり、世界各国人民の相互理解と友情を増進しなければならない。私は、日本人民はじめ世界各国人民の幅広い参加があり、国際五輪の大家庭の大きな支持があるので、北京五輪は必ず特色ある、高いレベルのスポーツの祭典になると信じている。われわれは世界各国・地域の選手が北京で五輪に参加することを心から歓迎し、各国の友人が北京で五輪を観戦することを歓迎する。日本選手をはじめ世界各国・地域の選手が北京五輪で好成績を収めるよう心から願っている。

▽(中国中央政府とダライ・ラマ側との接触について)ダライ・ラマ側が何度も交渉再開を求めていることに配慮し、中央の関係部門の責任者がきょう、ダライ・ラマの個人代表と接触、協議する。今回の接触で前向きの成果が得られるよう希望している。中国には「その言を聴き、その行いを観る」という古い言葉がある。ある人の立場を判断するには、その人が言ったことを聞くだけでなく、なにをしたかを見なければならない。ダライ・ラマに対するわれわれの政策は一貫し、明確なもので、対話の扉はいつも開かれている。われわれはダライ・ラマ側が実際行動で、本当に祖国を分裂させる活動をやめ、暴力活動の画策、扇動をやめ、北京五輪を破壊する活動をやめ、今後の交渉の条件をつくるよう心から希望している。

▽少数民族が集まって居住している地区での民族区域自治制度の実施は憲法で明確に規定されており、中国の一つの基本的政治制度である。中国の民族政策の基本的内容は、各民族はすべて平等で、国は各少数民族の合法的権利と利益を保障し、各民族が平等で、団結し、助け合い、調和した社会主義の民族関係を守り、発展させるというものだ。新中国成立後50年余りの実践で証明されたように、民族区域自治制度と民族政策は中国の実情にかなったものだ。われわれはこの基本的政治制度と有効な民族政策を引き続き堅持し、完全にし、真剣に実行し、引き続き各民族人民の幸福をはかる。

▽(日本で開かれる8カ国グループ=G8=と発展途上国との首脳対話会合について)この数年、G8は発展途上国との連携、対話を強めており、これは前向きの動きである。それは南北の対話と協力の推進に役立ち、多国主義の促進に役立ち、グローバルな問題の解決に役立つ。われわれは、今年の対話会合が各国の共に関心を寄せる重要な国際問題について十分討議し、参加各国の平等、互恵、ウィンウィン(共に勝者となる)の精神が確実に体現され、重要で差し迫ったグローバルな問題に共同で対処するために貢献するものとなるよう希望する。

▽(東海の石油天然ガス共同開発問題について)中国は東海問題を非常に重視しており、問題解決のために大きな努力を払っている。両国の外交当局は両国指導者の共通認識に基づき、突っ込んだ、有益な協議を行い、前向きの進展を収めた。私は、双方の共同の努力で、必ず双方が同意する案が見つかり、問題が適切に解決されると信じている。

▽(日本へのギョーザ輸出問題について)中国政府は食の安全を非常に重視し、人民の健康を非常に重視している。中国政府はこの事件を重くみており、すでに関係方面に真剣で、徹底した調査を命じている。その調査状況について、中国の関係機関はすでに日本の関係機関と十分な意思疎通をはかっている。われわれは食品の安全性の有効な仕組みを確立する問題で日本側と協議、協力することを願っている。双方が引き続き調査と協力を強化し、真相を早期に解明するよう希望している。

▽(中国がパンダひとつがいを提供して、共同研究するよう日本側が希望していることについて)われわれは日本人民の願いを理解している。福田首相がこれに強い関心をもっていることにも留意している。私はみなさんに、中国の関係機関が現在、前向きに検討しているとお話しできる。

 会見には令計劃共産党中央書記処書記・中央弁公庁主任、王滬寧同書記処書記・中央政策研究室主任、楊潔チ(たけかんむりに褫のつくり)外相が同席した。

(北京5月4日発新華社)

 



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