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温家宝首相、日本の安倍晋三首相と会談
2007/04/11

 温家宝首相は11日、東京で日本の安倍晋三首相と会談した。双方は中日間の戦略的互恵関係の中身を確認し、経済のハイレベル対話メカニズムをつくることで合意し、共に努力して、各分野の協力レベルを高めることを表明した。

 温家宝首相は次のように述べた。昨年10月、中国、日本政府の共同の努力の下で、双方は両国関係に影響している政治的障害の克服について共通認識に達し、安倍晋三首相の訪中につなげ、二国間関係の政治的こう着を打開した。この後、各分野の協力は日増しに活発になっている。両国人民はこれを喜び、国際社会も歓迎を表明している。

 温首相は次のように指摘した。引き続き中日関係を改善し発展させ、中日友好協力を強化することは、時代の潮流に沿い、両国人民の共通の願いにかなっている。中国と日本は隣国であり、各方面で密接なつながりがある。両国関係の長期的、健全で、安定した発展を実現することは、地域ひいては世界の平和と発展に有利である。中日の戦略的互恵関係を構築するため、双方は戦略的見地と長期的角度から両国関係の方向を押さえ、次の六つの面の活動を積極的に進める必要がある。第1に中日間の三つの政治文書の原則を固く守り、約束を誠実に守り、両国関係の政治的基礎を守る。第2にハイレベルの交流を増やし、政府、立法機関、政党間の交流と戦略的対話を通して、二国間関係の大きな問題について適時に意思疎通をはかり、信頼を増し疑念をなくすようにする。第3に互恵協力を深め、経済のハイレベル対話メカニズムを通して、双方の経済発展政策と協力目標を調整し、両国の省エネ、環境保護、金融、エネルギー、情報通信、ハイ・ニューテク協力を推進する。第4に両国軍の交流と防衛・安全保障対話を強化し、軍事・安全保障分野の重大な措置について適時に相互通報し、両国軍の海上危機管理メカニズムづくりを加速する。第5に人文交流を拡大し、今年は中日文化・スポーツ交流年活動に重点的に取り組む。第6に国際・地域実務における協議と協調を密にし、地域協力の推進と北東アジア地域の長期的安定のために建設的な役割を果たす。

 安倍首相は温首相の公式日本訪問を熱烈に歓迎し、次のように表明した。昨年10月、日中双方は戦略的互恵関係を築くことで共通認識を得た。その後、両国の政治交流が頻繁になり、経済的結びつきが密接になった。温家宝首相の今回の訪問を通して両国関係の新たな一歩が踏み出されるよう希望する。

 安倍首相は次のように指摘した。日中の戦略的互恵関係は両国に対し、アジアと世界の平和、安定、発展に貢献し、二国間、地域および国際問題で協力を強化し、日中両国とアジアの利益をはかるため努力することを求めている。これを踏まえて、両国関係の政治、経済という車の両輪が引き続き強力に回るようにしていけば、日中関係は新たなレベルに引き上げられるだろう。

 安倍首相は次のように表明した。両国の戦略的互恵関係を構築するため、双方は相互信頼関係を築き、ハイレベルの指導者と各界の相互訪問を維持する必要があり、私も年内に再度訪中したい。今年両国の国交正常化35周年にあたり、日本側は2万人の代表団を訪中させる。中国側の代表団派遣も歓迎する。日本側は文化センター相互開設を歓迎し、これによって両国国民の相互理解が深まり、青少年の交流が増えるよう希望している。日中が安全保障分野で戦略的互恵関係を築くことは重要な意味があり、双方はお互いを脅威とみなさず、安全保障協力を強め、防衛当局の連絡の仕組みをつくるべきだ。中国国防相と艦艇の訪日を歓迎する。両国は経済のハイレベル対話メカニズムの機能を発揮させ、省エネ、環境保護、エネルギー、通信、金融分野の協力を強化し、両国の戦略的互恵関係の内容を充実させ、二国間関係を全面的に発展させるべきである。

 歴史問題に触れた際、温家宝首相は次のように指摘した。歴史問題は中国人民の民族感情に触れることで、中日関係の政治的基礎にかかわる重大な原則問題である。中日両国には2千年余りの友好交流史があり、50年の不幸な歴史(過去)もあった。日本軍国主義者が起こした侵略戦争は、中国人民に大きな災難をもたらし、日本人民も被害を受けた。歴史を鑑とし、未来に目を向けるとは、歴史の教訓を汲み取り、中日友好協力の新しい道を切り開くことにほかならない。日本側が中日間の三つの政治文書の原則を確実に順守し、歴史問題を適切に処理し、せっかく得られた両国関係の改善基調を維持し、発展させるよう希望する。

 安倍首相は次のように表明した。日中間の三つの政治文書で確立された原則と精神を引き続き順守し、両国関係を発展させることは、私の理想と信念である。私は真剣な態度で歴史に対処し、平和の道を貫いており、それは今後も変わることはない。

 台湾問題について、温首相は次のように強調した。台湾問題は中国の核心的利益にかかわっている。われわれは最大の努力を払って台湾問題の平和解決をめざす。しかし台湾当局が「法理上の独立」やその他いかなる形の分裂活動を進めることにも断固反対する。日本側が、台湾問題が非常に敏感(微妙)な問題であることを認識して、約束を固く守り、慎重に処理するよう希望する。安倍首相は、日本側は両国の三つの政治文書で述べた立場を堅持し、「二つの中国」、「一つの中国、一つの台湾」の立場をとらず、「台湾独立」を支持しないと表明した。

 双方は、東海問題の交渉を加速し、一日も早く双方共に受け入れ可能な解決案をさがし、東海を「平和、友好、協力の海」にすることで合意した。

 会談の後、温、安倍両首相は両国の環境保護やエネルギーなどの分野の協力文書の調印式に出席した。

 会談に先立ち、温家宝首相は安倍首相主催の歓迎式に臨んだ。

 (東京4月11日発新華社)

 

 



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