温家宝首相、北京の五輪施設など視察
2008/08/04

 

 温家宝首相は3日午前、北京市の五輪競技施設や住民コミュニティー、エネルギー企業を訪れ、間近に迫った北京五輪の準備状況を視察し、各保障(後方支援)作業に真剣に取り組み、共同の努力によって、北京五輪を国際社会が満足し、選手が満足し、人民大衆が満足する世界のスポーツ祭典にしなければならないと強調した。

 2001年に北京市が五輪招致に成功して以来、温家宝氏は準備作業にずっと関心を寄せてきた。最近は国務院常務会議を何度も招集し、準備状況に関する報告を聴取し、準備作業を検討した。また国家体育場(国立競技場)や国家水泳センターなどの五輪競技施設、首都空港の拡張工事などを視察し、準備作業に明確な要求を出した。

 五輪開幕まで5日となった同日午前8時40分過ぎ、温家宝首相は劉淇・党中央政治局委員・北京市党委書記・北京五輪組織委主席、劉延東党中央政治局委員・国務委員・北京五輪組織委副主席、郭金竜北京市長・北京五輪組織委執行主席の案内で五輪バスケットボール体育館を訪れ、ボランティアと選手を見舞った。館内では中国の男子ナショナルチームのコーチ、選手一人ひとりと握手した。全米プロバスケットボール協会(NBA)で活躍する姚明選手には体調などを尋ねていた。自分でもシュートをして見せた。シュートが決まると周りから大きな拍手が起きた。

 男子は予選グループの初戦が米国であることから、温家宝首相は次のように強調した。初戦は世界中が注目するだろう。自信を持って、冷静に試合をしなければならない。勝っても負けても、まずスポーツマン精神がなければならない。

 姚明選手が男子チームを代表して温家宝首相に選手のサイン入りボールを贈った。首相も要請に応じて、シュートしたボールに記念のサインをした。

 続いて豊台スポーツセンターに隣接する豊台区大井コミュニティーを訪れた。ここは近年、古い建物の改造が行われ、緑地が整備され、住民の生活環境が大きく改善されている。温家宝首相は次のように語った。北京市の近年のインフラ整備や競技施設の建設、緑化、環境整備は五輪開催のためであるとともに、北京の持続可能な発展と市民生活改善のための条件づくりでもある。住民は五輪の最大の受益者だ。

 温首相はまた、赤い腕章を付けた住民ボランティアとも会い、「五輪ボランティアは社会の治安を守り、社会サービスを行い、社会の調和を促し、実際行動で五輪に参加し、貢献している」と称賛した。

 最後に五輪で使われる電力を供給する華電(北京)熱電〈コジェネレーション〉有限公司を訪れた。同公司は天然ガス発電、余熱発電、循環水冷却を行い、省エネ・環境保全の目標を達成している。温家宝首相は次のように述べた。われわれは責任ある国として、五輪の約束を真剣に果たし、大会を素晴らしく、高いレベルのものにしなければならない。同時に引き続き努力して、より美しく、より緑が多く、より文化的な北京にし、持続可能な発展を実現しなければならない。

 (北京8月3日発新華社)