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寧夏大麦地で中国最古の絵文字発見 甲骨文字より数千年前
2005/10/06

 

 中国・西北第2民族学院岩画研究センターはこのほど、寧夏回族自治区中衛県の大麦地で発見された大量の独立した岩画群の中から、甲骨文字よりも数千年古い中国最古の絵文字が見つかったことを明らかにした。

 この研究成果はすでに上海古籍出版社の文字専門家劉景雲氏が考証・鑑定しており、最終的に大麦地岩画中の発見は中国の文字史を書き換える可能性があるとみられている。

 寧夏衛寧北山地区の大麦地岩画帯には驚くほどの数の先史岩画が残されており、うち初期の岩画は今から2万年前後前の旧石器時代晩期にさかのぼる。西北第2民族学院の岩画専門家の広域調査と研究によると、寧夏中衛大麦地には3172組、8453図形の岩画があり、内容は太陽・月・星、天・地の神、狩猟・放牧や舞踏・祭祀などに及ぶ。岩画専門家は麗石黄衣(注)を使って、初期の岩画は今から1万6000年から1万年前のものであると測定した。岩画中の絵文字はこの2年間の実地調査と大量の研究・考証を経て、最終的に上海古籍出版社の甲骨文字専門家劉景雲氏の考証・鑑定を受けた。

 大麦地の岩画地帯とその隣接地区には、石器時代の石器、土器片も残されている。原始社会時代の大麦地が、古代人類の集中的な居住、活動場所で、祭祀の行われる聖地だったことを示すもの。

 研究によって、大麦地岩画地帯の絵符合が中国の原始文字で、多くの象形、抽象符合が古い文字の要素をもつことがわかった。主な根拠は、▽これらの象形符合が中国の原始文字の基本的象形形態をしていて、ほぼ同時代の陶文(土器に記された文字)符合やその後の甲骨文字の中に似たような形象を見いだせる▽2つ以上の象形符合の組み合わせが、象形文字、会意文字、指事文字など構成文字の要素を備えている―こと。もっと大切なのは、こうした象形符合が大麦地岩画の中に偶然に孤立して存在するのではなく、広く分布していること。

 国際岩画委員会委員で、西北第二民族学院岩画研究センターの李祥石研究員は、大麦地岩画の図形から、すでに1500余りの絵文字が発見されているが、解読できるのは一部にすぎず、大部分はまだ解読されていないと説明している。

 (注)鱗殻状をした一種の地衣で、表面は黄色か赤錆色をし、環境への適応性が強く、中国北方に広く分布している。大麦地岩画の年代断定で、専門家は地衣年代測定法をとっているが、具体的には麗石黄衣が使われている。

 (銀川05年10月05日発新華社電)

 



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