駐日中国大使館報道官,日本参議院の台湾に関する決議について記者の質問に答える
2021/06/12

    問:台湾がオブザーバーとして世界保健機関〈WHO〉総会に参加することを支持する決議を日本の参議院が6月11日採択した。これに対し中国は何かコメントがあるか。

    答:日本の参議院は中国の厳正な立場を顧みず、いわゆる台湾に関する決議の採択に固執し、中国の内政に公然と干渉し、一つの中国の原則と中日共同声明など四つの政治文書の精神に重大に背いた。これに対し中国は強い不満と断固とした反対を表明し、すでに日本側に厳重な申し入れを行った。

    台湾問題は中国の内政で、外部のいかなる干渉も許さない。WHOを含め国際機関の活動への台湾地区の参加は一つの中国の原則に照らして処理しなければならない。これは国連総会第2758号決議とWHO総会の関係の決議で確認された根本原則であり、国際社会の幅広い支持を得ている。民進党当局が「台湾独立」分離の立場に固執していることがまさに台湾地区のWHO総会参加の政治的基礎を失わせており、責任は完全に民進党当局にある。先の第74回WHO総会総務委員会と総会がそれぞれ決定を行い、日本を含むごく少数の国が提出したいわゆる「台湾をオブザーバーの資格で総会に招く」提案を大会の議事日程に入れることを明確に拒否した。これは一つの中国の原則が国際社会から公に認められているという事実をあらためて示すもので、国際関係の基本準則でもあり、いかなる挑戦も許さない。

    中国の中央政府は台湾同胞の健康福祉を高度に重視している。一つの中国の原則を前提として、台湾地区が世界の衛生事業に参加することについては適切な手配を行っている。新型コロナウイルス肺炎感染症の発生後、中国中央政府は台湾地区に新型コロナに関してこれまで260回通報し、台湾地区の衛生専門家がWHOの技術イベントに参加することを16回許可した。台湾地区に「国際保健規則」の連絡窓口が設けられ、WHOや各国との情報交流は円滑で、仕組みが整っている。いわゆる「国際防疫システムの欠陥」は根本的にでたらめな話である。

    台湾問題は中国の核心の利益に関わり、中日関係の政治的基礎に関わるものである。中国は日本が中日間の四つの政治文書の原則とこれまでの約束を確実に守り、台湾問題を口実に中国の内政に干渉することをやめ、衛生に関する問題の政治問題化をやめ、中日関係がさらに損なわれるのを避けるよう厳に促す。